6月中旬の平日休みの日、5月に復活オープンした【中華そば 鴨福】を訪問。
鴨福は
2017年2月八王子市新町に「麺処 鴨と軍鶏」としてオープン。
2018年1月「鴨だしらーめん 鴨福」へリニューアル。
2021年11月立川へ移転。「和風bar 星降る街角」のランチタイムに間借り営業。
2022年6月「らーめん アンズノ木」へリニューアル。
2022年7月「らーめん アンズノ木」として八王子へ移転。「鴨中華そば楓」隣、「歩き出せクローバー」にて間借り営業。
2024年5月八王子市小門町に「中華そば 鴨福」として移転リニューアルオープン。
「麺処 鴨と軍鶏」に2017年2月訪問。「鴨だしらーめん 鴨福」に2018年4月訪問。
今回のお店の場所は八王子駅北口から線路沿いに西に15分ほど歩いた線路沿いの道路の前で、踏切の側。
到着が予定より少し遅れて開店57分前の10:03で5番目。店頭の待ち椅子が5脚でラスイチGET。椅子が有る無しでは疲れが違いますからね。3分後に次の人が接続したので危なかった💦
お店が南向きで前が道路、線路なので日当たり抜群ですが、この日は曇っており直射日光が無く、気温は28℃くらいで風も有ったので座って待てたので良いコンディションでした。
店頭には日傘が5本用意されていましたが、これから暑くなるので行かれる方はお気をつけて。
定刻、奥様が出て来て「今、スープを濾しておりますので15分ほどお待ちください」と言ってメモのメニューを配り始めました。
メニューは特製鴨の中華そば 醤油・塩1500円、鴨の中華そば 醤油・塩1100円、特製伊吹と鴨の中華そば 醤油・塩1600円、伊吹と鴨の中華そば 醤油・塩1200円、後はご飯物3種類。伊吹は限定10食との事。
RAMENOIDさんの時より100円値上げしています。
この時並びは25人程度。平日でこの並びですから週末はかなり並ぶのでしょうね。
11:12 奥様が出て来て前から一人づつオーダーを聞いて前会計し、店内へ案内していましたが4人入店した時点でストップ。つまり自分の前でストップ。
11:17 奥様が出て来てオーダーを取りに来たので【特製中華 塩】でオーダー。1500円支払。
11:26 奥様に招き入れられ自分を含め3人が入店。
店内は厨房前に真っ直ぐなカウンター5席、2人卓x2。
先客は2人卓に2人、カウンター左から2人。
後続3人はカウンター席へ着席です。
厨房に店主さん、接客担当の奥様の2名体制。
席数は9席あるけどオペレーションが回らないから少しづつしか人を入れないんですね。
紙に書かれた使用食材の蘊蓄がランチョンマット代わりになっており、箸とレンゲがセットされています。上質なものを使用しています。
店主さん若いですね。こんなに若かったっけ。最初のお店でお会いしたのが7年前だったから、あの時と感じがだいぶ違います。店主さんは大和製作所でソラノイロの宮崎さんの生徒だったんですが、今は間借りした鴨中華そば楓の井ノ川さんの影響が大きそうですね。
オープンキッチンカウンターの中央の席だったので調理の様子は良く見えます。RAMENOIDさんがおっしゃってたように麺の茹で釜や雪平鍋が銅製なのにはビックリ!!!めっちゃ高いですからね。
最近は太陽光発電施設から銅線が盗まれるニュースをよく見ます。銅の価格が上がっていますからね。
器を湯煎で温めておく設備もありますね。湯温は低温調理機でコントロールしているんですね。これにもビックリ。こだわりが半端ないです。
まな板の上には豚チャーシューと鴨チャーシューが乗っており、その都度ここからカットしていきます。
そして鴨肉・豚チャーシュー・メンマは炭火で網焼きして、香ばしく焼き目を付けて提供しています。これだけ丁寧な調理をしていたら時間がかかりますよね。
こんな炭火焼見たらお酒が飲みたくなりますよね。
7分ほどで着丼です。
丼も受け皿とお揃いで素敵ですね。センスも良い。丼内の彩りも綺麗。
この丼は信楽焼?瀬戸焼? こういう和風な柄、個人的に好きですね。
スープの表面はたっぷりの鴨油が蓋をしています。
特製についてくる鴨串&温玉が提供されたので記念撮影。
この鴨串がメッチャ美味しそうというか、お酒が無いのが辛い。温玉には醤油ダレがかかっていますね。
さてスープからいただいてみましょう。
ずずずぅぅぅううう~ヽ(*´∀`)ノ キャッホーイ!!まいぅ~~♪
スープはさらさらの塩清湯。ジンワリと上品な魚介乾物出汁が効いた鴨&軍鶏スープがウンマイ♪ 突出するものが無くバランス系で食材の旨味をコントロールしていますね。
鴨油もタップリですが決してオイリーではなくコクをサポート。
蘊蓄に書かれていた内容は
出汁・・・天然羅臼昆布、うるめ煮干し、瀬戸内産煮干し、埼玉県産合鴨、奥久慈軍鶏
香味油・・・岩手がも
塩ダレ・・・クリスマス島の塩、ぬちまーす他、福来純長期自宅保管本みりん、大和川酒造店蔵の素、貝類、各種乾物。
麺はRAMENOIDさんの時とは変わっていました。当初、醤油は三層構造の平打ち太麺、塩は丸い太麺だったようですが、塩も醤油と同じ麺になり、最近、構造は同じ3層構造で醤油より細めの平打ち麺に変わっていました。
自家製の麺は平打ちストレート太麺。もち姫とさぬきの夢といううどん用の小麦2種に、パスタ用のセモリナ粉の生地を挟み込んだ3層構造という手の込んだもの。
茹で加減は確りで、モチモチ食感のもち姫とさぬきの夢にコシが強めのセモリナ粉の異なった食感が感じる麺でこれは旨い!そして麺好きな人は嵌りますね。
トッピングは鴨ワンタン、網焼のハンガリー産鴨肉(マグレカナール)、網焼のガリシア栗豚の肩ロースチャーシュー、網焼のメンマ、三つ葉、ラディシュ、小口切りねぎ。
まずは目の前で炭火焼されたマグレカナールをいただきます。これがめっちゃ旨い!!!
鴨肉は3つにカットされており皮目は炙られて香ばしく、脂は濃厚、赤身はメッチャ柔らかく肉の味が最高。!!!
鴨肉の下にはガリシア栗豚の肩ロース肉が2枚。炙りが入っているので脂が溶け出し旨味がダイレクトに味わえます。ちょっと筋があったのだけは残念。
スペイン産ガリシア栗豚・・・スペインガリシア州産の栗を餌として大事に育てられた、高級白豚。ガリシア州政府の認定を受けた豚のみが栗豚として出荷され、通常の白豚に比べ霜降りが多く、肉質はジューシで柔らかいこと、脂は甘いことが特徴。
メンマは幅広平切りでさっくりし味付けいいですね。このメンマも美味しいですね。
ワンタンは大き目の物が2個。皮はモチモチしているのでもち姫を使っていそうですね。中には鴨肉のひき肉がギュッと詰まっており、いただくとジュワァ~と肉汁が溢れる感じ。
鴨串焼きは、しっとりきめ細やかな食感。山葵がチョコンと乗せられた最初の一口いただいて、これまた旨い。最初にいただいた炙り鴨チャーシューとまた違った美味しさ。お酒が飲みたい!
2口目は串から外して温泉卵に浸けていただくとこれもいいですね。奥久慈卵の温泉卵は少し醤油ダレがかけられたもの。ネットリした甘味がツボ。
これに麺を付けていただくのもいいですね。多分鴨丼に掛けたら最高でしょう。
目立ちませんが三つ葉も柔らかい若葉のみ、ラディッシュも良い口直し。使用している食材のこだわりも半端ないですね。蘊蓄に書かれていた大和川酒造店の蔵の素は料理酒なんですが日本酒の「あべ」と同じような価格なんです。
サクッと完食、連食予定でしたがスープは残せず完飲。奥久慈卵もそのままいただきました。
店主さんも調理に集中しているので口数は少ないですが丁寧な接客で好感が持てます。
ご馳走様をして退店しようとすると「朝早くからお待ちいただきましてありがとございました。」ときちんと顔を見てのご挨拶。
これは行列店になるのがわかりますね。
最近100円値上げしましたが、RAMENOIDさんがおっしゃっていたように、これなら2000円でも通用する逸品ですね。2000円にした時は美味しい冷酒を置いて欲しいですね。
ご馳走様でした。ヾ(@^▽^@)ノ