3月中旬、保谷の新店を訪問。場所は西武池袋線保谷駅南口から徒歩3分くらいの大通り沿い。そばやさんの様なファサードです。
【麺屋大弐】
伺う前にちょっと調べたら、店主の高橋さんは元々関東の人ですが、サーフィン好きが高じて高知に移住。その高知で飲食経験がないにもかかわらず2021年1月【麺屋大弐】をオープン。
そして今年3月に、保谷に移転という経歴。
興味を持ったのが、新しい中華そばをめざした自家製麺×魚介出汁のお店でメニューが
「もりそば」と「汁無し中華そば」の2種類であったこと。
高知時代は「中華そば3種類」と「つけ麺」「汁無し中華そば」「担担麺」「汁無し担担麺」とオーソドックスだったものをメニューを絞って新メニューを加えてのオープンだから。
入店すると外の明るさと対照的にちょっとうす暗い細い通路の奥にお店がありました。
入口入ってすぐ右側に券売機がありメニューを確認。
上から「もりそば」「汁無し中華そば」とその辛いバージョン。後はトッピング&サイドメニューという構成。券売機にはありませんが日本酒があるのは知っていたのでもりそばだけのチケットを購入。900円です。
券売機の上に「高知県四万十町産の原木椎茸を無料でトッピング致します。ご希望の方はお声がけ下さい。」との案内。椎茸大好きなのでこれは嬉しいですね。でも結局忘れちゃいました😅
奥に進むと右手が厨房でその前にカウンター5席と2人卓×1。
先客3人。皆さん汁無し中華そばのオーダーでした。
カウンターの上にチケットを出し、「日本酒は現金で宜しいですか」とお聞きすると「現金でお願いします」という事でしたので600円を乗せて八海山をお願いします。
厨房の壁におつまみメニューが貼ってあったので「ネギチャーシュー」も追加オーダーし500円をカウンターの上に。
卓調は、ブラペ、辣油、酢。汁無し中華そば用ですね。
まずは八海山純米吟醸が届けられお猪口に注いでいただきます。
冷えた一杯は美味しいですね。オイチー(*^▽^*)
続いてネギチャーシュー。その場で葱をカットしてチャーシューはバーナーで炙って提供。醤油ダレをいただいて垂らしていただきます。
このネギチャーシュー、めっちゃ美味しい。チャーシューは炙られているので脂が溶け出し、そこに1本のネギから切り出したフレッシュなネギ。
そして一番は醤油ダレ。椎茸・昆布や魚介が入った醤油ダレが滅茶滅茶美味しい。思わず旨い!と声が出そうになりました。
チャーシューの肉質も良く赤身と脂のバランスも適度。大きくはありませんが5枚あるのでボリューム的にも満足できます。
つまみを食べながら飲んでいると飲み終えるくらいにもりそばが提供されました。
タイミングもいいですね。醤油ダレがめっちゃ美味しかったので楽しみです。
麺は蕎麦のようにざるに乗って登場です。左手にそばつゆ、手前には刻み葱と山葵、自家製辣油。
麺は北海道産小麦に香川産の全粒粉をブレンドしたものでかなりの細麺です。つやつやしており美味しそう。
まずはそのままいただきます。
ずずずぅぅぅううう~ヽ(*´∀`)ノ キャッホーイ!!まいぅ~~♪
麺は店頭の看板に「まるで日本そば、新しい中華そばの形」と書いてありましたが、所謂ざる中華とは全く異なる麺で凄く蕎麦っぽい食感。中華麺ですがしなやかで強靭なコシがありツルシコの食感とのど越しで、気を付けてゆっくり食べないと美味しくてすぐに食べ終えてしまいそう。箸が全く止まらない状態。
次に山葵や辣油をチョン漬けしていただきますが、山葵も辣油もめっちゃ好き。
自家製辣油はそれ程辛くはないですが風味がよくて美味しい辣油です。山葵も本山葵でフワッとした刺激が気持ち良いですね。
そして最後のつけ汁に浸けていただきます。つけ汁は味が濃そうだったので3分漬けくらいで丁度良いですね。このつゆがまためっちゃ美味しい。汁無し中華そばは、北海道産昆布、四万十産原木椎茸に鰹、メジカ、サバ、ウルメの魚介出汁と書いてありましたが、このつけ汁も基本は同じ材料と推測。魚介のイノシン酸の旨味に椎茸のグルタミン酸、グアニル酸が加わり、濃口の醤油と合わせられて旨味満点のそばつゆですね。
このつゆで日本蕎麦をいただいても凄く美味しいと思うし食べてみたいですね。
美味しくて麺量が少ないので勿体なくて少量づつ箸でつまんでいただきました。
※メジカとはサバ科の鰹の仲間で鮮度が落ち易い魚ですが、刺身は他の魚では味わえない独特の「モチモチ感」があり現地では青いスミカンと醤油の風味が混ざり合った生ぽん酢醤油でいただくそうです。
日本酒にネギチャーシューも最高だったし、このもりそばも大好きな味。
これは再訪してまたいただきたくなりますね。汁無し中華そばの方は太麺で250gの麺量があるので、連食でもOKですね。
今回は2軒目だったので、これで十分でした。
ご馳走様でした。ヾ(@^▽^@)ノ