3月中旬の休日、神保町に新しく笠岡ラーメンのお店がオープンしたというので行ってみました。笠岡ラーメンは岡山県笠岡市の地ラーメンで豚骨文化の西日本では珍しい親鳥を使用した鶏清湯スープのラーメン。三鷹の鯨人の笠岡ラーメンで好きになり、2020年の夏、笠岡まで伺い、いただいた一杯がとても好みに合って美味しかったのですが、関東では提供するお店が少ないんです。
お店は笠岡ラーメン【一元堂】で岡山県津山市にあるお店の2号店との事。笠岡じゃないんですね。津山のお店も昨年オープンしたばかりなのでちょっと不安でした。
場所は神保町駅から靖国通りを淡路町方面に歩いて5分くらいの靖国通り沿い。オープンして3日目なので祝花が飾られています。祝花は丸新麺業、Ｍ＆Ａプロパティーズ、個人名が2基でした。丸新麺業は笠岡の製麺所ですね。Ｍ＆Ａプロパティーズは物件の紹介でしょう。
店頭の立て看板には笠岡ラーメンの紹介と「ご飯、特盛まで無料」の案内があります。一般の人には笠岡ラーメンはなじみがないでしょうから、この細かい字の説明は誰も読まないかなと思います。
入店すると券売機があり、笠岡ラーメンの醤油と塩、トッピングとサイドメニューの構成。笠岡ラーメンは醤油がほとんどで塩を出すお店はあまりありません。なので興味本位で塩を選択します。
厨房は奥で仕切られており、手前の両側に壁に向かってカウンター席が6席と5席。厨房には男性2人女性1人、ホールは元気の良い若い女性店員さんが1人。
チケットを渡し、麺は柔らかめを指定してカウンター席に着席します。
先客3人、後客4人。
小さなやかんは冷水が入っています。
卓調は醤油ダレと辛そうなニラダレ。
箸、楊枝、紙ナプキンそして卓調がカウンター下の引き出しに入っています。衛生的でよいのですが、食べる時には引き出しは〆てしまうので卓調は外に無いと使いずらいですね。
笠岡ラーメン塩が着丼です。デフォの850円にしては具材が沢山入っていますね。
以前笠岡でいただいた時は「いではら」で中華そば（醤油）をいただきましたが、それに比べると洗練された麺顔です。
トッピングは親鶏のかしわチャーシューに穂先メンマ、青ネギに白ねぎの白髪葱、錦胡麻のラインナップ。
丼はオーソドックスで双喜柄のクラシカルな物。受け皿にのってレンゲが添えてありました。
早速スープからいただきます。
ずずずぅぅぅううう～ヽ(*´∀｀)ノ ｷｬｯﾎｰｲ!!まいぅ～～
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スープは濃密な老鶏の旨味満点の塩清湯。旨味は芳醇で上品な味わいですっきりしており、塩だれはやや甘め。鶏油は少なめでこれもアッサリに拍車をかけているような感じです。ただ笠岡ラーメン？と思っちゃいました。
麺は丸新麺業の低加水麺を柔らかめでお願いしました。デフォでもかなり硬めと店員さんが言っていましたが、柔らかめでも普通の硬さの感じです。
エッジの効いた中細麺はスープの持ち上げが良く、笠岡ラーメンぽくて美味しいのですが、やっぱり塩はピンときません。やっぱり醤油にすればよかったと後悔😢
かしわチャーシューは細くカットしたものが結構な量入っています。ネギの青ネギに加えて白髪葱もあり、具沢山。
塩だからかどうかわかりませんが、かしわチャーシューは味付けがかなり薄く、硬さはあるのですが噛み続けてもあまり旨味が感じませんでした。老鶏のチャーシューは旨味が強いはずなんですが。これにはテンションダウン。
そしてちゃんとカットされておらず3～4枚繋がって食べにくかったのは残念でした。
青ネギはスープに浸していただきましたが、甘みはホンノリ。笠原でいただいた時はネギの甘さにも感激したんですが、産地の問題ですかね。
穂先メンマは大振りでフニャっとした食感で好みから外れました。
途中でニラダレを投入すると味が引き締まってこれはいいですね。最初から入れれば印象も変わったかも。
麺量は少し多めの160ｇ～170ｇ位でしょうか。サクッと完食。スープは8割いただいてＦＩＮＩＳＨ。塩の選択は間違ったと思いました。やっぱり醤油ですよね。
いではらとはお店も違うので味わいが違うのは当たり前ですが、ちょっと残念な一杯でした。醤油だったらもっと良かったでしょう。
ご馳走様でした。ヾ(＠^▽^＠)ﾉ