2月上旬、中目黒の【炭火焼MARU】という店でランチでラーメンを提供している情報を得て訪問。場所は中目黒銀座商店街から横に入ったところで駅から徒歩3分くらいのビルの1階。
店頭には色々看板が出ていて目立ちます。
こちらのお店は、天草大王を使用した炭火焼のお店ですが、ランチはその天草大王を使用した親子丼と鶏そばで営業するスタイル。
支払もカード、交通系電子マネー、QRコード決済と対応しています。
天草大王のお店なので鶏そばも本格的ぽいですね。
麺は浅草開化楼の特製麺を使用。
入店するとコンクリート打ちっぱなしのお洒落な空間。右側が厨房で厨房前にカウンター8席くらい、その後ろに2人卓×3、手前に半個室の4人卓×１，奥にもテーブル席複数あるようです。
カウンター席真ん中あたりに着席します。店員さんは厨房に男性2人、ホールの女性1人の3人体制。先客は10人くらいでしょうか。地元の家族連れや若い男性グループなど多彩な顔触れ。
卓調は黒七味のみ。
卓上のメニューを確認。
ランチメニューは鶏そばの塩と醤油、それぞれのミニ親子丼のセット。親子丼とフォアグラ入りの特上親子丼のラインナップ。
【Aセット塩＋ミニ親子丼】を口頭オーダー。後会計方式です。
あっと言う間にカウンター越しに着丼です。
3分くらいですね。早くてビックリ！！！
店名の入った真っ白な鳴門丼でやや小さめ。表面は鶏油で覆われています。
10秒後にはミニ親子丼も到着。確かにミニです。小さめな茶碗の親子丼ですね。
まずはスープからいただきます。
ずずずずぅぅぅううう～ヽ(*´∀｀)ノ ｷｬｯﾎｰｲ!!まいぅ～～
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スープは少し白湯寄りの鶏清湯スープで少しトロミがあり、天草大王の力強い旨味がガツンときます。こんなタイプの鶏スープはあまりいただいたことがありません。あっさり系の鶏白湯で近いものは有りますが、このスープは天草大王の力強さが際立っていますね。
地鶏でパワフルな味わいというと名古屋コーチンと天草大王というのが自分の認識です。
カエシには昆布が使われているようで旨味をしっかりサポートしており塩分濃度もシッカリ。力強く旨味たっぷりでマイルドで濃密なスープに仕上がっています。
表面に浮かぶ鶏油もいいコクを出していますね。鶏油がスープと馴染んで表面を掬っても鶏油が最後まで無くならないのも不思議でした。
合わせる麺は浅草開化楼の特製麺との事。開化楼の麺というと小麦が凝縮したつけ麺用の太麺というイメージですが、この麺は真逆で中細のやや加水低めでフワッとした軽い麺でした。スープの持ち上げは申し分ないのですが、軽い麺でやや足が早く麺量が少なく感じます。もう少し小麦が詰まった麺の方が合うような気がしましたが、これはこれで美味しくいただきました。
トッピングは鶏チャーシュー？ハム？、山クラゲ、白髪葱にアーリーレッドかな。
鶏はチャーシューでは無くてコンフィかな。ハムのような感じで凄く滑らかな食感で絶品です。追加トッピングで鶏ハムがあったのでハムなのか？？？ 普通の鶏の低温調理とは全く異なる食感で凄く美味しい。
チャーシューが鶏だけだとちょっと寂しい感じがしますが食べてビックリ、こりゃ旨いや。
3枚ありましたがもっと食べたかった。
山クラゲはコリコリ食感でナイス。ネギも薬味として機能。
後半、黒七味を少しだけ入れてみましたがよく合いますね。後半になってもこの鶏油凄いですね。
麺を食べ終えた後にミニ親子丼に取り掛かります。
先行レポを見ると鶏そばより親子丼の方が美味しいという意見もあり楽しみです。
親子丼にも黒七味を少しふりかけいただきます。
①鶏肉は熊本県産天草大王の肉を使用
②卵は徳島県産濃密たむらの卵を使用
③出汁は秘伝の割り下を天草大王のガラスープで割った極上出汁との事。
一口いただくと味が濃いですね。出汁＆割下が濃く卵も濃厚。これほど割下が効いた親子丼って食べた事無いけど、中々美味しい。黒七味が良く合います。天草大王の肉はしっかりした噛み応えがあります。
親子丼は小さめの茶碗なのであっという間に食べ終わり、スープをゆっくり完飲して終了。鶏そばの麺が軽く、親子丼も小さいので腹パンにならず。麺は大盛無料なので大盛が良いですね。
居酒屋の二毛作というより、しっかりしたラーメンでこれでも専門店として十分通じる味わいで満足ＦＩＮＩＳＨ。麺を変えたらもっと良くなりそう。
食べ終わりpaypayで後会計して退店。接客もフレンドリーで中々良いお店です。
夜の炭火焼も食べてみたくなりますね。
ご馳走様でした。ヾ(＠^▽^＠)ﾉ
※天草大王・・・日本最大級の熊本の地鶏。江戸時代から熊本の地鶏で背丈90cm・7kgに達する大型鶏。昭和初期に絶滅したが熊本県農業研究センターが1970年代から復活に奔走し、2000年に復活。天草大王は基礎鶏であるランシャン種に軍鶏と熊本コーチンを交配させたもの。ランシャン種は中国産で戦後輸入できなかったがアメリカで飼育されていたランシャン種を輸入し復活させた。