10月下旬、秋晴れの休日に向かったのが立川。JR立川駅北口から徒歩8分くらいで到着したのが住宅街にひっそり佇む【ほじなし】
ほじなしは2012年開店で「居酒屋あかね」から2021年6月にラーメン屋に業態変更したお店。
店頭はガラス張りの大きな窓がありますが、内側に葦簀があり中の様子は見えません。入口は木製の大きな引き戸で中が見えないのでちょっと入るのに勇気がいりますね。
店頭にはメニューや営業案内、注意事項等が書かれたものが沢山掲示されています。行かれる方は、しっかり予習した方が良さそうです。
「ほじなし」は秋田の方言で「分別のない者」「馬鹿者」の意。
店主さんは秋田県の由利本荘出身。子供の頃秋田に居たので懐かしくてBMしていました。店主さんのInstagramも面白くて。
11:50、大きな引き戸を開けて入店。
私は店頭の注意書きをよく読まないで入ってしまいましたが
「お席をご案内するまで入口外左手に順番でお待ちください」と書いてあったようです。
入店すると店主さんが「テーブル席でお待ちください」という事でテーブル席に着席。
店内は厨房前にカウンター席4席と4人卓×2。店主さんのワンオペ。先客4名。
卓上のメニューを見ると「手打ち中華そば」ワンメニューでトッピングとサイドメニューですね。卓調は胡椒のみ。
壁を見るとお目当ての「魚貝塩中華そば」のメニューがありました。そして追い飯がぎばさ。店主さんが前客の調理を終えて
「お決まりでしたら伺います」と聞いてきたので
【魚貝塩中華そば&ぎばさの追い飯】を口頭オーダー、後会計方式。
950円+220円=1170円
8分ほどで着丼です。真っ白な丼が小さなお盆に乗って登場します。
透明感のある塩清湯スープにチャーシューー、メンマ、麩、大葉、刻みアーリーレッド。
丼はシンプルな切り立丼。
早速スープからいただきます。
ずずずぅぅぅううう~ヽ(*´∀`)ノ キャッホーイ!!まいぅ~~♪
節や煮干しの魚介スープを鶏が下支え。ジンワリとした和出汁がいいですね。塩だれの貝の旨味と温度低下で出汁の貝もじわっと顔を出す中々美味しいスープです。塩味も穏やかで鶏油のバランスもいいですね。
麺は多加水の平打ち太麺の自家製麺。手打ち手揉みの麺は3種の小麦のブレンドとか。麺はモチモチの食感でコシもあり麺肌ツルンで啜り心地も中々良いですね。店主さんは色々なジャンルの料理を経験しているのでピザ、パスタ、うどん、蕎麦、中華麺と経験豊富のようです。老後はクレープ屋とか(笑)
トッピングはチャーシューは2種4枚がメイン。デフォで4枚は豪華版ですね。
豚チャーシューは肩ロース肉の焼豚が3枚。ジューシーで味付けも薄目でしっかり肉の旨味を堪能できますね。これが3枚は嬉しいですね。
一方の鶏チャーシューは1枚ですがこの厚み。胸肉の低温調理で味はアベレージですが食べ応えは有りますね。ブラペがいい感じです。
メンマは薄切でコリコリした食感。タケノコっぽくて好きなタイプ。
トッピングに麩が乗るのは東北出身の店主さんのお店らしいですね。美味しい出汁を吸ってウンマイ♪
麺を食べ終えた後に、ぎばさに取り掛かります。「ぎばさ」は「アカモク」と言う海藻でネバネバが美味しいんです。 秋田県では「ギバサ」、山形県では「銀葉藻(ギンバソウ)」、新潟県では「長藻(ナガモ)」と呼ばれて良く食べられています。
ご飯にたっぷりの「ぎばさ」、刻み葱と山葵が添えらています。
ここにたっぷりのスープをIN。温度低下と主に貝出汁が効いたスープはウンマイ♪
ぎばさのネバネバと磯の香りに貝出汁、山葵、葱の風味でめっちゃ美味しい!!!
こりゃ麺より好きかも。米も秋田産の🌾新米🍚で美味しいですね。
食感はドゥルンドゥルンでネバネバ! 海藻好きにはたまらない美味しさ。
これはお替りしたいほど美味しかったですね。
麺量は標準的な150g位でしょう。ぎばさご飯が美味しすぎて完食。
スープも飲み干しK&K。
秋田LOVEなので再訪したいですね。定期的にメニューが変わるので行かれる方はInstagramチェックですね。
ご馳走様でした。ヾ(@^▽^@)ノ