麺庵ちとせで最後の一杯をいただいた後、おゆさんと町中華へ。
東長崎の【新京】 1965年創業56年目の老舗の町中華です。
不定休なので伺う前に念のため電話で営業の確認を入れると
「11時過ぎからやるよぉ～。あんまり早く来ないでね」と店主のおじいちゃんの声が嬉しそうでした。
入口のガラス戸に代表的なメニューが張ってありますが、基本ひらがななんですよね。
綺麗な文字は店主さん？奥様？
記念撮影。
店内は、昭和。壁にはメニューが張り出されています。ほとんどひらがなですが、時々混じる漢字がいいですね。帰るときにお聞きしたんですが、創業56年目だそうで、お店も年季が入っていますが、綺麗に掃除は行き届いています。
店内はL字カウンター席と4人卓×2。カウンター席は沢山の椅子がありますが4～5人がMAXかな。4人卓も小さくて2人で丁度いい感じです。
到着が11:35で先客4名。2人ですと伝えると奥の4人卓が空いていたのでそちらに案内され着席。前回来た時から変わっていないですね。
まずはビールと餃子を各2オーダー。ビールは入口側のカウンター席横の冷蔵庫に入っており、常連さんらしき人が出して店主さんへ→女将さんへ→我々の席へと届けられました。キリンラガー大瓶633ml 600円。
ビールのあてにメンマが付いてきました。やや甘めのメンマだったので辣油と胡椒をかけてピリ辛のつまみ仕様に。
12～3分経って餃子が焼き上がり女将さんから届けられました。餃子（6個）300円
餃子は女将さんの担当ですね。鉄鍋でカリッと焼かれています。
餃子も色んな食べ方があって、一時は酢と胡椒が流行りましたね。最近では柚子胡椒とかポン酢が人気とか。ここは昭和の世界。醤油と酢と辣油ですよね。
餃子とビールで30分以上が過ぎていますが、のんびり急かされることもなく、他のお客さんも入れ替わりで来るので店主さんは大忙し。
追加で野菜炒めを発注。野菜炒め350円
調理の様子はカウンターがあるのでよく見えませんが、ニンジンが厨房になかったらしく、店主さんが入口を出て厨房横のドアから入って来た時には手に人参がありましたね。外に保管していたんですね。ヤサイを刻み中華鍋で炒め始めます。途中でラーメンのスープを少し入れて炒め煮しているんですね。調味料で味を調えて完成。
女将さんが取り皿を持ってきてくれました。何も言わなくてもお客さんが欲することをちゃんと解っていますからね。家に入るようでリラックスできますね。
*☆○o｡..:*･ヾ(●´∀`人´∀`●)･*:..｡o○☆*ﾟ
料理は全体的にあっさりで甘め。後は自分たちで好みに合わせて卓上グッズで調整ですね。
ビールが無くなって、他のお客さんの飲んでいた日本酒が目について日本酒 350円を発注。店主さんから「コップ酒でもいいかい？」「OK牧場」のやり取りの後、到着。
おゆさんの嬉しそうな顔を見せてあげたかった。
次にお新香250円をオーダー。おゆさんはルンルンです。
最後の〆に何を食べようかと相談。
麺じゃなくて、チャーハン、チキンライス、オムライスが候補に挙がり、卵好きなおゆさんの要望でオムライス 500円をオーダー。この時既に13時過ぎ。入店から1時間半が経過。そしてオムライスが登場です。
この調理の過程でも炒めたケチャップﾗｲｽにスープを少し入れてましたね。卵は中華鍋で焼き、ケチャップライスの上に乗せて、ケチャップをかけて出来上がり。
オムライスには（ご飯もの全部だと思います）スープが付くのですが、女将さんが、「2人で食べるんでしょ」とスープも二つ、スプーンも2個持ってきてくれました。
いやぁ～有り難いですねぇ～。ｻｲｺ━+ﾟ*｡:ﾟ+(人*´∀`)+ﾟ:｡*ﾟ+.━━!!
スープはあっさり醤油も控えめな優しい味。ほうれん草とネギが入っています。
ケチャップライスの具材はチャーシュー、ナルト、ネギかな。玉子はシンプルに味付けなしで、トッピングのケチャップでいただく構成。凄く素朴で懐かしい味。
締めて二人で4450円
ビール3本 日本酒2杯 餃子2皿 野菜炒め お新香 オムライス
13:45くらいかな。入店から2時間10分。ゆっくり出来ました。
この時間になるとお店も落ち着いていたので、会計の際に
「ここは何年位前からやっているんですか」とお聞きすると
「東京オリンピックの次の年からだから1965年だね」と店主さん。
「35～36年前に近くに住んでいて、何度か来たんですよ」と伝えるとニッコリされていました。落ち着けていいお店です。店主さん、高齢(84歳）ですがバリバリ元気ですから、まだまだやれそうですね。
ご馳走様をして退店。久し振りに来ましたが、店主さんに元気をもらったよう。
また行かなくちゃね ٩(๑′∀ ‵๑)۶•*¨*•.¸¸♪