よこちゃんですおねがい

毎日薬局で仕事してると
「それでいいの?」
「どうしたらいいの?」
と戸惑うことがあります。

あまりにも医師を信じきってて
このままではいけないけど
私の力ではどうにもできない~😢
ってことが。



骨粗鬆症の治療は
整形外科でなくとも
軽いものだったら内科でも
ビタミンD、サーム(ラロキシフェン、エビスタ、ビヒアント、バゼドキシフェン)など出されています。
これは特に使い方に問題はないです。

でも少し重めの状態だと整形外科で
骨吸収抑制剤を出します。
これは使い方が少し難しいです。


うちの薬局にこられてるその方は
A整形外科でプラリアという
骨吸収抑制の半年に一度の
注射をされてました。

これは骨を溶かす細胞を
働かせないようにするのですが
止めると反動で注射開始時よりももっと骨密度が下がりますガーン
ですから、始めたら基本一生打ち続けます。
(同じ骨吸収抑制剤でもビスホス系は
急にやめても大丈夫ですから混同しないでね。むしろ5年以上続けてはいけないし)

ところがうちにはB内科の処方箋を
いつも持ってこられるのですが
薬局のカルテにはA整形外科でプラリア打ってると記載されてたたので

ひらめき 「まだ骨の注射プラリアを
    A整形外科でしてますか」

患者さんにっこり「今日のB内科でその話を
     したらもうしなくていいと
     言われたので止めました」

ひらめき 「えっ‼️」
    「では、他に代わりの骨の
    治療何か開始しましたか?」

患者さんにっこり「いえ、もう何もして
     ません」
    「内科の先生がしなくていい
     と言われましらたから」

先ほど言いましたが、プラリアは開始したら基本ずっと続けます。
毎年骨密度が上がりますが
上がったからといってそこで
止めると一年くらいで元に戻るか
それ以下の骨密度に下がります。
何かの事情で
どうしても止めなければいけないときは
別のビスホス系の骨吸収抑制剤を1~2年してからやめます。
そうしないと骨密度を下げるだけでなく多発性椎体骨折(背骨の骨折)を起こす事がありますガーン(必ずではないです。)

これは整形外科医も薬剤師も知ってる常識なんですが、内科医は知らなかったのか?
もう骨密度が上がったから
やめてもいいと思った?
やめてもそれを維持できると思ったのか?

医師は内科、耳鼻科、眼科などそれぞれ専門分野が分かれてるから、なかなか他の分野のことを詳しくは知らないかも知れませんね。

ニコニコ 「急にやめてはいけない注射
    です。一度A整形外科でやめて
    いいか聞いてはどうですか?」
    (必ずビスホス系の注射か
    内服薬があると思うよショボーン)

患者さんにっこり「???」
     「B 内科の先生がやめて
      いいと言われるので
      やめてみます(笑顔)ニコニコ

もうこれ以上何も言えません。
処方箋の薬とは何も関係ない話なので
そのB内科医に電話することもできないし。(処方箋の内容と問題があればすぐに電話しますが)

薬剤師として
患者さんに不利益が起こらないように
処方箋に書かれてる薬以外のものにも
全力で
気をつけていますが
患者さんが聞く耳を持ってくれないと
どうしようもありませんえーん

なんでもかんでも医師だからと
盲信せず
やはりそれぞれの診療科の専門医と
しっかりお話をして
治療をしていって欲しいです。



おねがい全ての医師を信じるなと言ってるのではないからね。専門医の先生としっかりお話することが大事だということだよ。
誤解しないでねえーん