通訳者として羨ましいと思うのは「強メンタル」。
残念だけど私は元々は「弱メンタル」。
しかし、良いこともある。
「弱メンタル」故に徹底的に準備する。
平然と現場に行けるように毎回準備の鎧を着る。
続けていると次第に鎧が身体の一部になっていく。
もう「弱メンタル」を感じない。
しかし準備の鎧は毎回着る。
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私は現在英語を使ってふたつの仕事をしています。ひとつは日英通訳者としての仕事、もうひとつは日本のものづくりについて英語で講義をする仕事。このふたつ、通訳と講義、こと英語に関しては、どちらが大変だと思われますか?
私の答は「圧倒的に通訳が大変」です。講義の場合、長いときには1日に6~7時間話しますが、大したことはありません。通訳の場合はたとえ1時間、それを2人で分担しても、大変な時は大変です。案件にもよりますが、きついときには、凄いエネルギーを使い、緊張を強いられます。
その差は何かというと、一番はよく知っていることを話すか、よく知らないことを話さないといけないかの差です。二番は自分のペースでやれるか、相手のペースに合わせないといけないかの差。自分の専門領域のことを、自分のペースで英語で話すのは少し準備すれば大したことではありません。コミュニケーションの英語に関しては通訳者が最強ではないでしょうか。
禅は悔んだり心配したりすることを否定するものではありません。それは人間の普通の感情です。それを押されることはできないし、その必要もありません。悔んだらいい、心配したらいい、ただ、それに囚われるな、執着するな、と教えるのです。