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曇りときどき晴れ 認知症の母のこと

認知症の母のことぽつりぽつり書いていこうと思っています

2011年6月

このころから冷蔵庫になにがあるかわからなくなり、よく同じものを買ってくるようになりました




母はイカが好き

肉も好き


その結果コレルテロール値が高い

当然だ


コレステロールを下げる薬をのんでいる


今日母とスーパーへいった

まずかごに入れたのが、イカのつまみ


そして生のイカを買うという

私「お母さんは、コレステロール値がたかいんだから、イカはあまり食べない方がいいよ」

母「こんなのめったにたべないんだからいいじゃない たまに買い物にきたんだから」

という


5ハイ買おうとしているのをなだめて3ハイ入りのしてもらった

少なくてちょっと不満なかんじ


家に帰って、父に買い物を報告

父「お母さん!昨日イカを煮てまだ冷蔵庫にあるだんか」


え?

そうなの?えっ

母「そうだっけ?忘れちゃった」


イカ、よほど好きなんだね

でも、健康のために買う前に父に相談しないとな


父は母が大金を持ち歩いていたので心配して母の口座に貯金して、5万円を渡したらしい

でもお財布にはお金がそれほどない

どこかへしまいこんだらしい


それはまだみつからない

母「お金なんかもらったっけ?」


持ち前の気の強さでへこたれないので、その辺はよかった

時系列が前後しますがテーマで年代を区切って書いていこうと思います

ここ何年かはおかしいなと思う行動がよくみられるようになってきて、それを書きためたものがありますので引っ張り出していきます

2011年6月


母がすごい形相で怒っていた

最近、怒っているときに人が違ったような表情になる

どうしたのかと思って聞いてみた


母「お父さんは、私のやること全部気に入らないんだよ おこってばかりいるから、私はもうこのうちにはいられないから出ていきたい」

私「お父さん、それはいけないねえ」

私に話して気が済んで帰って行った


あとで父から事情をきいてみた

父「お母さんがかぶを漬けて、食べてみたらひどくしょっぱかったから、つい、しょっぱいといったら、ぷんぷんおこちゃってさー しょっぱいって言わないで、塩抜きすればもっとおいしくなるなあって言えばよかったなあ」

と反省しきり

お父さん、この頃えらいじゃん合格


次の日の朝、母がかぶの漬け物片手に家に来た

母「ちょっとしょっぱいけどたべてみてくれや」

おっときたきた

噂のかぶ漬け物

その場では食べずにもらって、母が帰ってから食べてみた


飲み込めないしょっぱさ!

私も塩抜きしてみよう


舌が鈍感になってきたのかな

それにしても塩分の取り過ぎが心配だガクリ


母は比較的プライドが高かったのではないでしょうか


ケアマネさんにもそんなことを言われたこともあります


若いころは人前で歌を歌うなんてありえなかったのですが、病気になってからはご機嫌な時はよく歌を歌うようになりました


昔の歌が好きです


大きな声で手振りを加えたりしながら歌詞はときに創作して歌います


懐メロのテレビ番組も大好きでした


「歌がお好きなんですね」


母に関わった人によく言われます