腎不全の数値が
BUN 140 / Cre 11.0 となった百々さん。
先生から、大型犬ではあまり見ない数値であること
腎不全末期であること
そして確かな日数は分からないけれど
別れを覚悟しなければならないこと
その別れは早いであろうことが伝えられました。
人間の食べ物でもいいから与えてくださいと言われた百々さんでしたが
フルーツもアイスもパンもお肉も
どんなものも顔を背けてしまう。
終いには匂いさえ嫌な様子。
先生からは少しでも緩やかに苦しくないように
強制給餌は続けた方がいいと言われ、続けることに。
毎日、通院に何度ものトイレ散歩、強制給餌。
もう別れに向かっている百々に
出来る限りのことを必死に続ける日々。
その生活が半月ほど続き
それでもトイレは自分の足で立つ百々に
先生たちは驚いていました。
しかし日に日に食べるのを嫌がるのが強くなり
口に入れては、横から溢れ、ほんのわずかな量を喉に通す。
胃のムカつきか、少しでも入れすぎれば全部吐いてしまう日もある。
次第に体重も痩せていき
ベストで28㎏、そして退院時には24㎏あった体重は
すっかり20㎏と減っていました。
強制給餌について、食べたくないのに入れ続けなきゃいけないという辛さに
先生や看護師さんに何度も相談しました。
少しでも口に入れて吐いてしまうようになったら
強制給餌は諦めるサイン。
しかし百々は、嫌がりながらもなんとか口を開け
溢れだしながらも喉に通し
吐きそうになりながらも、必死にこらえて飲み込んだりして
なんとか僅かでも食べてくれている。
そう伝えると、先生たちから
「飼い主さんの気持ちに答えようとしてくれてる。」
と言われ、私の気持ちに応え、戦おうと頑張っている百々に
悩みながらもやめることはできませんでした。