風になる | 暮らしを紡ぐ

暮らしを紡ぐ

コツコツと繰り返される毎日の暮らし。そんな中でも仕事や人との出会いや家族との時間を通して、確実に何か大切なものが紡がれていってるように思います。それが何かを探る旅はまだまだこれからも続いてゆきます・・・。

今日はサイクリングにもってこいのお天気だった。雲ひとつない青空。

多摩川沿いをスイスイと走れば、どんなにか気持ちいいだろうってことで、多摩川サイクリングロードへ向かった。

今日はいつもとは反対方向、昭島方面へ向けて自転車を走らせる。 

ファッションもばっちり決まっているカッコイイ自転車おじさんが沢山。みな思い思いのスピードで楽しんでいる感じ。若い人よりも、渋いおじさん達の自転車姿に惚れ惚れとする。


わたしらは相変わらずファッションがなっておらん。

自転車道を極めるのはまだまだのよう。多摩サイへ行くと、必ず自転車ウェアが欲しくなる。街乗りをしている時はそんなに感じないのだけど、あそこへ行くと本当に毎回自分達の格好が悔しい。


それはさておき、お昼休憩ということで土手に座り、キラキラと光る川面を眺めながらタコシ君とおにぎりを食べた。梅おにぎりと高菜おにぎり一個づつであったが、その単純なおにぎりの味の美味しいことと言ったら!ああいう場所で、青空の下食べるおにぎりの味はどうしてあんなに美味しく感じられるのだろう。遠足を思い出す。


体を動かすということ、そして自然の景色に触れるということ、これは本当に贅沢な遊びだと思う。自転車をノンストップで走らせている時、一瞬自分が風になったような錯覚に襲われた。ああいう気分は今日が初めてだ。こんな贅沢な気分を今まで知らないで生きてきたなんて、何てもったいないことをしてたのだろう。