急いで帰宅すると、こむぎは元気そうでした。
こちらが拍子抜けするほどに
「こむぎー…」
「にゃ」
甘えてくるこむぎが愛おしい。
***
夫が帰宅後、家族会議を行いました。
夫が先生から言われてきたのは以下の通りでした。
9割9分、縦隔型リンパ腫で間違いないと思う。先天性的なものである確率が高い。
やたら吐いていたのは、大きくなった腫瘍が器官を圧迫し、気道が曲がり、非常に飲みこみ難くなっていたためだろう。飲みこめないから吐いた。
瞬膜も腫瘍の影響だと思われる。
治療は3つ。
1.当院で抗がん剤治療を始める。副作用のリスクを伴う。
2.セカンドオピニオンで大きい病院でMRI等をしてリンパ腫の種類を確定する。その結果、一番効果的な抗がん剤治療を行う。副作用のリスクを伴う。MRI等は麻酔をする必要があるのでこちらのリスクも考えるように。
3.このままなにもせず看取る。治療を行わなければもって数か月。
ご家族でよく話し合ってきてほしい、と言われたようです。
なにを話し合えばいいのでしょう。
わたしたちの願いは1つです。
こむぎを治してください。
この選択肢ではなにも選べない。
なにも言わないわたしに、夫が、
「今日妻ちゃんは行けなかったから、日曜日にまた行って一緒にもう一度話を聞こう」
その案、採用です。
19日(日)こむぎを連れ再診しました。(連れて来られるようならこむぎも一緒にと言われたので)こむぎは元気そうで、瞬膜も引っ込んでました
たった1日でこの違い…もしかして誤診なんじゃない??夫と淡い期待を抱きましたが、
診察室に通されて、
先生「体調よさそうだし、瞬膜も戻ってるけど、これステロイドが効いてるからで、元に戻ってしまいますからね。」
淡い期待、瞬殺(´_`。)
その後、17日に撮ったレントゲンを見るために別室へ。
レントゲンを見ながら、先生の言った言葉はやっぱり「縦隔型リンパ腫」<そりゃそうですよね
丁寧に説明してくださいました。
真っ黒に映らなければならない部分が広く真っ白なこと。
腫瘍がだいぶ大きく、気道を塞いで肺いっぱいに空気を入れられなくて、浅い呼吸を続けるので苦しいこと。
放置しておけば、いずれ数か月で窒息死してしまうこと。
セカンドオピニオン先が東京か神奈川(茨城にはない)で、通院、検査、入院でこむぎにかかる負担が大きすぎて現実的ではないこと(こむぎはお出掛けが嫌いです)。
抗がん剤治療には副作用があること。
抗がん剤と相性が良ければ腫瘍が小さくなり、楽になれ、少しでも長く一緒に居てくれること。
いずれその抗がん剤も効かなくなること。
お二人でよく話し合ってくださいね、まだこの段階なら少し時間を置いても大丈夫ですから、と言われました。
どれを選んでも結局こむぎは完治しないし、治療にはリスクがあって怖い。
こむぎが辛く、苦しい思いをするのは絶対に嫌だ。
なんでこんなに可愛い子が、うちの子がこんな目に合わなきゃならないの。
どうしたら良いの、なにが正解なの。
こむぎはなにが辛いの、なにが辛くないの。
こむぎと話が出来ればいいのにな…
眠れない1週間を過ごしました。
***この日の診療と費用***
再診
相談
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合計 ¥1,728-
よっかかるのが好きです(o´・∀・`o)ニコッ♪