こむぎの異変を感じたのは突然でした。
2016年6月14日から、ごはんのたびに吐きはじめたのです。
14日のこの日まで、1度も吐いたことなどありませんでした。
猫は吐ける生き物ですので、その日は「おや、換毛で毛玉溜まっちゃったかな?がっつりグルーミングしなきゃ」と、思うくらいでした。<こむぎはグルーミング嫌いなのです(´ε`;)
15日、この日も吐きました。16日、この日も・・・。
日を追うごとに吐き方が異常じみてきます。
ひとくち食べたらその分1回吐く。
ふたくち食べたらその分2回吐く。
唾液の粘膜に包まれて、いま食べたそのままの状態でごはんが出てきます。(メインはカリカリでしたので、よく分かりました。)
食べたい意欲はあるようで、その後少しだけちゃんと食べられたりしました。
その後、吐く行為にプラスして、右目の瞬膜が半分眼球を覆うようになりました。
「これはどこかおかしい」と不安にかられたわたしは、夫に頼んで17日(金)にかかりつけの病院に連れて行ってもらいました。(仕事へは遅刻して行ってくれました。夫には本当に感謝です)
風邪か何かで食べられないにちがいない、そう思いました。
朝一番に診てもらえるように、夫はかなり早く家を出ましたでの、診察開始時間30分も過ぎれば連絡が来るだろうと思っていました。
しかし、待てど暮らせど連絡がこない。
仕事が手につきません。
まさか連絡忘れてるんじゃあるまいな!?とか(そんな人ではありませんが、その時は切羽詰まっていたので(^_^;))
そんな中、夫から来た連絡になんとなく悪い予感がよぎりました。
「いま診察、検査中で俺だけ部屋出された。時間がかかる」
え?なになに??なんの検査してんの?ただの風邪でしょう?
「事態は深刻。終わったら電話する」
不安で全身が心臓になったのかと思うほどの動悸を抱え、夫の電話を待ちました。
「いま終わったよ」
「どうだった?なんだった??」
「こむぎ、リンパ腫だって。猫エイズも白血病も陰性なのに珍しいって。」
「リンパ腫?え?治るんだよね?通院?あ、入院かな?」
「…治らないって。リンパ腫って血液の癌なんだよ」
「なんで??手術できるでしょう?」
「出来ないし、しないって。抗がん剤治療かそのまま…」
まってよ、まだ11か月だよ?
ようやく体も大きくなってきて、遊びたい盛りだよ?
そのままってなによ、そのまま…なに?
帰ってから相談しようという夫と電話を切り、笑顔で仕事をする自分を、なんだかとても滑稽だなと思いました。
***この日の診療と費用***
診察
採血
血液検査(Procyte:血球計算)
血液検査(NaKC l)
血液検査(Chem17クリップ)
FeLV(猫白血病検査)
FIV(猫エイズ検査)
レントゲン(4枚)
眼圧検査
超音波
皮下・筋肉注射
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合計 ¥36,288-
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