家にも学校にも居場所が得られないまま
学校を何とか卒業し
社会人になったものの
就職して1ヶ月でうつ病になり入院
その後通院を続けていたものの
一刻も早く社会に復帰しなければいけない
という焦りと
親に対する罪悪感
これ以上迷惑かけてはいけないという思いから
アルバイトや派遣の仕事をしたものの
長続きせずに辞めることを繰り返し
人が怖い
社会が怖い
つらくて苦しくて
逃げたいのに
家では
「お前は心が弱いから駄目なんだ」
「根性が足りない」
「薬なんて癖になるからいつまでも飲んでいては駄目だ」
そんな父の言葉に傷付けられた
怖い
怖い
怖い
安全な
安心できるところに
逃げ込んで
ひきこもりたい
なのに
私には安心できる人も
安全な居場所も無い
人とのコミュニケーションの仕方が分からなかった
自分の気持を言葉で表現する方法が分からなかった
親や目上の人の顔色伺って
その意に従うことしかわからない
人に嫌われるのが怖いから
人に合わせることしかわからない
父親の言うことは絶対
母親には心配かけてはいけない
私は劣った存在なのだから
苦手なことを克服して
人に認められるようにならなければいけない
傷だらけて
壊れそうな心を必死で隠して
傷付かないよう
傷付けられないよう
強い心になるように
我慢して
平気なふりして
頑張って
頑張って
社会に復帰できるよう
人に認められるようになるために
努力
努力
つらくて
苦しくて
どうにかなりそうな
私の心
親に言ったところで
分かってもらえない
理解してもらえない
親と顔を合わせるのもつらい
親の期待に添えない
駄目な自分が許せなくて
申し訳なくて
自分の壊れそうな心を守るために
自室にこもって
一週間
飲まず食わず
断続的なひきこもり状態
親にも誰にも心を開けず
心を閉ざしたまま
孤軍奮闘の日々
そして
頑張ることに疲れ切って
一人ではどうしようも出来ないと
思い詰めたとき
その時になって
やっと
支援の場に辿り着いた
やっと
辿り着いた
私の安心できる安全な居場所
闇雲に頑張り続けた私が
やっと
一息ついて
自分を整えられる
そんな場所が出来た
なのに
私の心の癖は
心底根深いものでした
支援の場で
今まで誰にも言えなかった心の重荷を打ち明け
話すことで
思いを手放して
会社見学や
様々な体験を通して
自分と向き合って
少しづつ
人への苦手意識も薄れて
人と接することも以前ほど怖くなくなって
自分が好きだった物を思い出して
挑戦して
前向きに努力して
なのに
自分の心はいつまでも満たされないまま
足りない
足りない
自分には価値が無い
人に認められるようになるには
もっと努力が必要だ
無価値な私は
人の役に立つことで
初めて価値ができるのだ
人に必要とされたい
人の期待に応えたい
人に認められたい
人
ひと
人
私のこじれた心は
どこまでも
人を基準にしてしまう
どこまでも
どこまでも
私の思考パターン
心の癖は
幼い頃の〘私〙のまま
やっとたどり着いた
安心·安全を求めた
〘私〙の居場所
認められたくて
ここに自分が居てもいい
理由が欲しくて
嫌なこと
つらいことがあっても
自分の感情に蓋をして
『人の為に』
頑張り続けて
心をすり減らして
人に認めてもらえばもらうほど
何故か虚しくなって
自分が分からなくなって
いつまでも
どこまでも
私は生きづらいのか?
親の求める理想の娘になったなら
上司が認める理想の人になったなら
普通の社会人になったなら
普通にお金を稼げるようになったなら
この生きづらさから開放されるのか?
私が
本当に欲しかったものは何だろう?
私が今しがみついているものは
本当に欲しいものだったのか?
こもりきれないこもり人
社会の中で
大いに悪戦苦闘する
もう要らない
やめてもいい
手放してもいいもの
本当に大切にしたいもの
部屋の中も
心の中も
整理整頓
自分のことを蔑ろにしないこと
自分の感情を丁寧に扱うこと
これまでの生き方
これからの生き方
見直して
メンテナンスして
充電して
再始動
この冬は充電期間にしたい
メンテナンス期間の私の備忘録