先ほど、録画していたプロフェッショナルを見ました。
特集はバイオリニスト 五嶋みどりさん。

バイオリニスト五嶋龍の異父姉で、11歳で米国でプロデビューし現在プロ歴32年だそうで。

3歳の時に、バイオリン教室の先生だった母にその才能を見出され、渡米し、華々しい世界へ入っていきますが、ある時突然無力感と悲しみが彼女に襲いかかりました。

それが、21歳の時。

拒食症、うつ病と診断され、入院することに。
3ヶ月の間バイオリンと離れた生活を送ります。

体調が整った彼女は、23歳の時、一般の大学に入ります。初めての、クラシックを聴いたこともない友達がいる環境、知りたいことが次々溢れてくる世界、大学生という肩書きに、彼女はたくさんの影響を受けていきます。

それが、再開された音楽活動に活かされている、と。

彼女は、音楽は自分自身を表している、と言います。
つらいことも、楽しいことも、背景の環境も、全てが自分の奏でる音に集約される。

今まで彼女が感じてきたことは全て音楽に昇華される。


現在彼女は、演奏活動で忙しいかたわら、慈善活動にも力を入れており、今年には障害を持つ子どもとのコンサートを実現しました。

決して怒ることのない、穏やかな笑みを湛えた菩薩のような彼女。

今までにも、苦しみ、葛藤があったでしょう。

しかし、今こうして音楽を通じて人々と関わることは、彼女にとっては喜びとなり、さらなる演奏へと還元されている、といった内容の番組でした。

内容の紹介が長くなってしまいましたが、私は久々にテレビを見ていて深い感銘を受けました。

考えさせられることが本当に多くて、そしてまた音楽をやりたくなりました。
娘が3歳になったらテナーサックス持って、ソプラノを吹かせようかな。

番組のサイトはこちら↓


最近日々の生活に追われ、文化的なことや精神的なことに目を向けていたかったなぁということに気づき、記事を書かずにはいられなくなりました。笑

新しいアウトプットのカテゴリを作りましたので、本やテレビ、生活を通して考えたこと、学んだことをここに整理して吐き出していけたらなと。

いささか独りよがりでまとまっていない部分も多いかと思いますが悪しからず。

 おやすみなさい。