私は短大を卒業し、実家に戻った


高校生の頃は荒れていたが、2年実家を離れ、弟もいないし、余り深く考えず、実家に戻った


だけど、ちょうどその頃、母親は更年期だったに違いない


あちらも凄くイライラしていた

顔を会わす度に
『出ていけ』

空気を感じる度に舌打ち


私の部屋の壁には憎しみから壁一面に『死ね』と彫ってある


それでも、仕事をしながら4年かんは実家にいたが、仕事が終わればジムかスナックに行き遅く帰るか、普通に帰宅しても部屋に閉じこもった


だけど、とにかく、嫌で嫌で、今の旦那とできちゃったで結婚する人生を選択したのが。


子どもがお腹に出来て、私のつわりは超人級で、5ヶ月までで7キロ落ちた


何も出来ないのでその時期まだ実家にいて、悪阻が落ち着いてから引っ越ししたのだが、


何か食べないと‼️と口に含めど、全て戻した


とにかく苦しくて苦しくて、点滴も通って


だけど母親はいつも


『悪阻は病気じゃない』と言った


『寝てばかりだから具合が悪くなるのだ』と言った


もう15年も前のことなのに、よく覚えている


頑張って食べたトマトと納豆が強い吐き気と猛烈な涙と共に、凄い異臭を放ち戻るのだ


何を食べてもチャンポンで戻る


部屋でナイロン片手に吐いた


トイレでオエオエ吐いた


米の炊ける臭いや


朝起きた時の自分の口臭で、空っぽの胃から黄色胃液をたくさん吐いた


とにかく辛かった


7キロ痩せるのは、既に痩せこけるレベルだった


だけど母親は言い続けた


『悪阻は病気じゃない』と。


いつも死ね‼️と思っていた。


このクソが‼️と。


こいつとは一生解り合えないと。