分野: 会社

評価: 3

 

アマゾンジャパンの立ち上げ時に入社し物流に携わってきた著者が、アマゾンのルールを解説する。

 

アマゾンは徹底して顧客満足にこだわっている。年間売上が10兆円を超える現在においても利益率はほぼ横ばいで5%前後である理由は、利益を顧客満足の施策に還元しているからである。また、人財確保や育成にも力を入れており、採用条件は厳しく人事考課や目標管理は、数値管理と同僚によるフィードバックを徹底する。日本も含めて組織がフラットで、ジェフ・ベゾスCEOとの距離が比較的近い。世界にまたがる巨大組織の管理手法を観点ごとに解説している。

 

著者の主観をあまり入れずに、アマゾンが重点をおく要素を事実に基づき解説していて分かり易い。経営寄りではなく現場に近い視点の施策を取り上げている。当然良いところを中心に解説しているため泥臭い部分は見えては来ないが、順調に拡大している業績がその管理手法の方向性が間違っていないことを証明している。

 

成長が止まり転換点に立たされている日本企業の停滞を突破するためのヒントが、本書を読めば得られるだろう。

 

 

評価
  5:大変面白い、名作
  4:かなり面白い
  3:普通に面白い
  2:あまり面白くない
  1:全然面白くない