分野: 国語・文学・語学
評価: 3
「物語」を定義し、その形態を解説する。
物語とは、意味づけされた出来事の叙述であり、小説や映画などのフィクションに限らず事実をも含む。本書の前半では、物語論(ナラトロジー)の基礎として、物語を形態や構造、時間や視点、語り手などで分類して解説する。後半は応用として、小説や映画を中心に実例を取り上げて、それぞれの作品の分析を試みる。
前半の解説では、我々が無意識に読む小説の表現に種々の手法があることを気づかされる。後半で取り上げられる作品は、エンターテインメントも多く興味を引く。引用部分は著者が面白いと思う作品のダイジェストであり、読んでみたいと思わせる。
装丁のイメージに比して読み易く、読書案内としても使える。
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物語論 基礎と応用 (講談社選書メチエ)
1,836円
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評価
5:大変面白い、名作
4:かなり面白い
3:普通に面白い
2:あまり面白くない
1:全然面白くない
