分野: ビジネス
評価: 2
バブル期に入社した社員達の現状を語る。
バブル期に入社した世代は現在50歳前後であり、著者もその一人である。バブル世代は今や職場のお荷物であり給料は高く、会社にしがみつく傾向が強い、など辛辣に分析する。役職定年という制度の対象の世代にも合致し、その立場は厳しいものだという。
バブル入社はコミュニケーションに長け、氷河期世代は慎重などといった決めつけが陳腐である。そもそもバブル世代やゆとり世代といったステレオタイプな特徴は本当にあるのだろうか?私自身の職場ではあまり感じられない。入社年度を知っているから後付けで評価しているに過ぎない。ましてやバブルが崩壊して約30年がたつ今、バブル入社組と一括りにして語れる傾向はないだろうし、それをしたところで意味は無い。
本書は著者と同世代のビジネスマンへの応援歌だというが、それならばバブルという枠組みでなくてもよいはずだ。
バブル入社組の憂鬱 (日経プレミアシリーズ)
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評価
5:大変面白い、名作
4:かなり面白い
3:普通に面白い
2:あまり面白くない
1:全然面白くない