フォローさせていただいている臨床心理士赤坂正人さんのブログで紹介されていた下差し

6個の短編から成る連作短編集であり、上差しの表紙絵からも分かるようにシェパードと和犬の雑種が主人公。
舞台は仙台から始まり、新潟、富山、滋賀、おそらく島根と南西へと移り、最後に熊本に行き着く。
物語りは、東日本震災の半年後から始まり、5年あまりを経過して熊本へと辿り着く。
主人公犬 "多聞(たもん)" と ある意味 "多聞に選ばれたであろう人間" との交流話に、犬好きのmoclの涙腺は緩みっぱなしになる。
 
5番目の短編「老人と犬」での老いた猟師との出会いで、作者の犬への賛辞がイイ(ブログに貼り付けようと書籍写真を出して、上差しのように流石に帯にも書かれていると知った。図書館本では付いていないので)。
数ある人家の中から弥一の家を選んだのは、、、
孤独と死の匂いを嗅ぎとったからだと弥一は信じている。
弥一は人にとって犬は特別な存在なのだということを理解していた。
人という愚かな種のために、神様だか仏様だかが遣わしてくれた生き物なのだ。
人の心を理解し、人に寄り添ってくれる。こんな動物は他にはいない。
 
 
ps
たしかに、亡き夫闘病中に飼いだしたベルンにどれだけ癒されたかわからない。
そしてベルンの亡くなり方も感動的だった。。
あまりに感動したので、本友に教えたら既に読んでいたとのことあせる
映画化もされてるようだし。。