恐縮ですが汗、、、またまたパオロ・ジョルダーノ下差しです。

2020年4月の初版本であることを考えると、まだまだコロナ禍真っ只中なのだ。

世界中をコロナが覆い尽くし出したのが2019年の初旬からで、WHOのパンデミック収束宣言となったのが2023年5月5日である。

そんななか、物理学者のジョルダーノ氏が自粛を余儀なくされた初めの数ヶ月の期間に、冷静に数学的に、感染症に対峙、対処しようとしたエッセイ集だ。

 

そして思い起こしてみれば、2021年7月23日〜8月8日に東京オリンピックが無観客という異常事態のなか行われた。

まだコロナの影も形もない2019年9月20日〜11月2日には、ラグビーW杯が日本で初めて開催されたのだ。その時の歓喜に満ちた光景が残っているので、無観客で徹底した感染予防対策をとって行われたはずの東京オリンピックは、振り返ってみても物悲しい気分になる。

 

オリンピックでいえば、2022年2月4日〜2月20日に冬季オリンピックが北京で行われたのだが、、、

4日後の2月24日にロシアのウクライナ侵攻が始まった。2025年の今、休戦ワードが浮かんでは消えしているが、どうなるのだろう。

そんなことを言うならば、イスラエル・ガザ戦争は2023年10月7日からである。

たいせつな地球は今、二つの大きな破壊活動が行われ、たいせつな命が奪われている。

爆撃によって焦土化するニュースを目にする度、復旧させるのにどれだけの時間と費用と労力がかかるのかと思うと気が遠くなる。

どうしてここまで愚かなのだろう〜人間は。。

 

ジョルダーノ氏が指摘するように、感染症とのたたかいといっても、地球温暖化や環境破壊から来る地球の劣化状況がウイルスたちの蔓延を後押ししていることは否めないのではないか。生物の環境も激変するだろうし、ウイルスや細菌類なども変異してくる可能性はあるのだろう。

 

著者あとがき "コロナウイルスが過ぎたあとも、僕が忘れたくないこと" の初めに書かれている。

コロナウイルスの「過ぎたあと」、そのうち復興が始まるだろう。

だから僕らは、今からもう、よく考えておくべきだ。

いったい何に元どおりになってほしくないのかを。

このところ、「戦争」という言葉がますます頻繁に用いられるようになってきた。

(中略)

今、戦争を語るのは、言ってみれば恣意的な言葉選びを利用した詐欺だ。少なくとも僕らにとっては完全に新しい事態を、そう言われれば、こちらもよく知っているような気になってしまうほかのもののせいにして誤魔化そうとする詐欺の、新たな手口なのだ。