斎藤一

出演作品:るろうに剣心
CV:鈴置洋孝→成田剣

 

階級:アドミラル級 ランク:☆☆

属性:武士、壬生狼

 

元・新撰組3番組組頭。

実在の人物がいますが、もちろんそっちではないですw

 

 

主人公・緋村剣心の幕末時代のライバルで、

利害が一致した時は味方として協力しながらも、

決して真の味方じゃない

というダーティーヒーローの鏡ですね。

私はこういうダーティーヒーローに憧れる中二病ですw

 

 

格闘・剣術漫画のキャラクターというのは

だいたい様々な技を持っているのが普通ですが。

 

斉藤の技は

左片手平突き『牙突』

のみ!

 

斬り殺し合いの実戦において

同じ敵と二度と戦うことはほとんどない。

 

ならば、己の技を1つだけ、

絶対的な必殺技にまで昇華すれば、

他の余技は必要ない。

という考えです。

 

もちろん同じ牙突でもバリエーションはありますけど。

壱式…通常の牙突
弐式…斜め上から突き降ろす真の牙突
参式…上空への対空用牙突

 

そして、従来の突進技でなく、

上体の捻りだけで放つゼロ距離からの

奥義『牙突・零式』

 

漫画原作を読んでいた当初は、

よく傘で牙突の真似をしたものですwww

 


斉藤の理念は悪・即・斬!

 

悪に対しては同情の余地なく、

だたちに殺すという冷徹っぷり。

でもそこがいい!

 

 

斎藤の醸し出す強キャラ感のせいで、

斎藤と対戦した敵は全部雑魚に見えてしまう。

 

作者の和月がそういう苦言をしていましたねw

 

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るろ剣や薄桜鬼ではイケメンに描かれている斎藤ですが、
実在する人物像には単なる世渡り上手だった

という印象が私にはあります。

まず、伊東甲子太郎が御陵衛士を結成した際に、
新選組を離脱して伊東側についているにも関わらず、
伊東が油小路事件で新選組らに暗殺される直前に、
新選組に戻っているという点。


もし、そのまま御陵衛士をしていたのなら、
伊藤ともども新選組に討たれていたことでしょう。
元新選組・八番隊組長の藤堂平助は

この事件で死んでいますね。

これについては、新選組のスパイとして伊藤側に組していたとも
言われていますが、歴史の曲解でなんとでも言えますし。

新選組に復帰する際、御陵衛士の活動資金を盗んで逃げる。
これは金に困って逃げたように見せかけるためであったとされる。


さすがに擁護しすぎでは?www



新選組が幕府軍とともに消える戊辰戦争では、
幕府軍のほとんどが仙台へ転戦したものの、斎藤は会津に残留。
会津藩士とともに城外で新政府軍への抵抗を続けます。

会津藩が降伏したあとも斎藤は戦い続け、
容保が派遣した使者の説得によって投降。

降伏後、捕虜となった会津藩士とともに、
最初は旧会津藩領の塩川、
のち越後高田で謹慎生活を送る。


土方歳三は北海道まで北上して五稜郭で死んだのに、
斎藤は生き残っていまして、明治の時代を生きています。


生きるためとはいえ、かつては敵であった明治政府側、
警視庁に入庁して最終階級は警部。
71歳まで生きています。

新選組の幹部連中がことごとく戊辰戦争で死に、
明治の時代を生きていません。

たしか、斎藤一と二番隊組長だった永倉新八ですかね?
長生きしたのって。