10年前、聖杯戦争の影響で焼け野原となった冬木の地からですね。
言峰の内なる願望を聖杯が叶えてしまい、切嗣が令呪を使ってセイバーに聖杯を破壊させたことで、災厄があふれ出てしまった。
その災厄で生き残った士郎は、切嗣に拾われて衛宮の養子になりました。その5年後(つまり現在から5年前)、切嗣は聖杯の毒により他界して、それ以来、士郎は切嗣の家で一人暮らししています。もっとも、この屋敷自体が10年前の戦いで切嗣が用意したアジトだったわけですが。
作業を夜遅くまでして、そのまま土蔵で寝てしまった士郎を起こしにやってきたのは、士郎の学年が一つ下の後輩、間桐桜です。今は辞めてしまっていますが、士郎は元弓道部で、その縁あってか(というか桜が士郎に好意を寄せているから)、通い妻をしておりますw
清楚な風貌とは裏腹に大胆な行動をします。第3部の天杯ではド淫乱であることが発覚するわけですが、このあたり劇場版でどう表現するのでしょうかね、UFOさん?
OPのアニメ描写がありえないのですがw
ランサーとバーサーカーがやりあうシーンはないし、アーチャーとキャスターが街中でやりあうこともない。OP映像として格好いいから別に構いませんがw
ん、ランサーはマスターの命令で全サーヴァントと一度は試しに戦っているんだったかな?
ギル様と言峰が一緒にいるというモロにネタバレな映像ワロスw
まあ、今さらですけどね。
朝っぱらから、結構手の込んだ料理を。
ほんと通い妻だなwww
昔のホムペ時代のレビューにも書きましたけど、穂群原学園の男子制服って、くにお君に出てくる冷峰学園に似てるよねw
女子生徒の服はちょっとカトリックっぽいです。袖のあたりが。
一人暮らしのはずなのに、なんか凄く団らんとしておりますw
左側のお姉さん、藤村大河はお隣の極道の娘ですねw
藤村一家と切嗣が旧知の仲で、わずか11歳で養父にも先立たれ天涯孤独の身となった士郎の、何かとお世話をしにやってきています。お世話をされにやってきていますw
無駄飯食いな気がするww
それと、極道の家系なのに、穂群原の教師をしておりますね。士郎のクラスの担任。
朝のニュースで、新都オフィス街でガス漏れが起きて、中の人々が意識不明で病院に搬送されるという事件を報道しています。これガス漏れじゃなくて、サーヴァントの仕業なんですけどねw
学校で結界を張っているのとは別口の勢力の仕業で、学校よりも大きな規模で人間から精気を吸収しとります。
登校してお別れです。士郎は生徒会の手伝い、桜は弓道部の部活動ですので。
桜って良い子ですよね。容姿は可愛く、気立てが良くて、料理が得意で、性欲も旺盛なんて最高じゃないですか。ただ1つの欠点は、ヤンデレなところですがね><
士郎、完全に修理屋ですねw
「一成、すぐに済むからちょっと外に出てくれ」
「うむ、衛宮の邪魔はせん」
士郎、魔術でストーブの状態を確認。
魔術師は基本、秘匿が義務で、一般人には知られてはいけない暗黙のルールがあります。ゆえに魔術師同士が争う聖杯戦争も人目を避けて行われているわけで。
士郎が得意とするのは物質の構成を理解し、強化する魔術。
というか、これしかできませんw
そもそも、士郎の養父の衛宮切嗣は士郎が魔術師になることに賛同していない人だったので、最低限のことしか教えてくれなかったのですよ。切嗣も幼少期には高名な魔術師である父親のせいで地獄を見ていますし、その影響で幸薄い人生を送ってしまいましたしね。
早朝に凛と士郎が出会うシーン。0話のプロローグでは凛視点でしたが、今度は士郎の視点の方で描かれています。
この時点では、士郎は凛とはたいした接点がありません。凛も魔術師としての本性は隠していますし、お互いが魔術師だと気づいていないのです。ただ、凛としては妹の桜の想い人である士郎のことを少しは気にかけているのですが。
ワカメが士郎に絡んできます。
マジでウゼェ。
これが一応、桜の兄貴ですからね><
ちなみに、士郎は桜が間桐家の養女であることも、本当は凛の妹であることも、この時点ではまったく知りません。
昼休みもストーブの修理をしています。
一成
「人がいいのも考えものだな。人助けはいいことだが、もう少し相手を選ぶべきではないか? 衛宮の場合、来る人拒まずすぎる。これでは心無い連中が、いいように利用しようというものだ。たまには他人の頼みなど断ってもよかろう」
士郎
「なに言ってるんだ、人助けは善行だろ? 寺の息子が咎めるようなことじゃないぞ」
士郎の趣味は人助け。自分のことは完全に二の次で人のためになることは何でも引き受けてやってしまう、違った意味で性格が破綻しています。そうなったのは、10年前の戦災孤児になった影響が出ているわけですが。
生徒会の手伝い+私物の修理で夜遅くに下校。
帰路で日本に似つかわしくない銀髪少女に出会います。
(((((((( ;゚Д゚))))))))ガクガクブルブルガタガタブルブル
恐怖のロリっ子、イリヤたん登場。
イリヤスフィール・フォン・アインツベルン。
Fate/Zeroを見た方はご存知だと思いますが、衛宮切嗣の実子。正確には人間である切嗣と、アインツベルンのホムンクルスであるアイリスフィールとの間にできたハーフ・ホムンクルスです。
完全な人間ではないため、10年前の8歳の時点で切嗣が愛用していた拳銃よりも体重が軽く、二次成長期の手前で成長が止まってしまっているため、18歳だけどロリっ子なのです。
10年前の第四次聖杯戦争では、切嗣はアインツベルンに雇われて参加しており、戦いに勝ち抜けなかった(自らサーヴァントに聖杯を破壊させた)ことで、アインツベルンの怒りを買い、出禁になりました。
切嗣は聖杯の毒に犯された影響で魔術師としての力をほぼ無くしていたため、アインツベルンが城に張った結界を突破できず、娘のイリヤを引き取ることは叶わず無念のうちに他界。
イリヤはそんな事情をアインツベルンから聞かされておらず、むしろ都合のいいように吹き込まれています。10年前の戦いで母親を犠牲にし、自分を捨てた父親への憎しみ。そしてその父親が、あろうことか養子を取って別の子供を育てている。切嗣亡き今、その敵意の矛先は養子である士郎に向かっております。
「早く呼び出さないと、死んじゃうよ? お兄ちゃん」
と、すれ違い様に言って去っていきます。魔術師としての、聖杯戦争としてのルール上、マスター契約していない状態では襲わないということでしょうか。
まあ、イリヤ的には士郎に敵意だけを抱いているわけではなく、義弟としての興味もあるわけですが。しかし、イリヤって士郎のことをお兄ちゃんって呼ぶんだよな。あんたがお姉さんでしょうにw
(イリヤ18歳、士郎17歳)
夕食時、実質的には士郎の後見人である藤ねえも、士郎の人助けが過剰なことに危惧しております。
私も、さすがに士郎は異常だと思います。人助けというのは、あくまで自分に力があってこそ可能です。海や川で溺れる人を助けるには、自分が泳げるだけでなく、人を担いで岸まで上がれるだけの力があって初めて成立する。でなければ助けた本人も溺れて二次災害になるだけ。
もっとも、人を助ける力があるにも関わらず人助けをしない。ノブレスオブリージュをまっとうしないクズが世の中にはいっぱいいますけどねw
夜は魔術の訓練に明け暮れています。また土蔵で寝てしまうコースか?
士郎が土蔵で魔術訓練をしている夜、凛は召喚の儀式を済ませてアーチャーを呼び出しました。0話参照。
朝、相変わらずの通い妻である桜の左手の甲に痣が。
「その手首。また慎二か? あいつ、妹に手を上げるなんて何考えてやがる」
「ち、違います、先輩。あの、その、これは転んでぶつけちゃったんです」
「転んだくらいでそんな痣がつくか」
「ほんとに兄さんは関係ないんです。私が一人でケガをしただけなんです」
士郎は桜が頑なに否定するので仕方なく引き下がります。
慎二が桜にドメスティック・バイオレンスしているのは事実です。そもそも何故、桜が間桐家の養女になったのかというと、それはFate/Zeroでも語られていますが、あえて説明しますね。
そもそも魔術は1代にして成らず、子孫に力を後継していくことで力を強めていくのです。第4次聖杯戦争の参加者だったウェイバー君が魔術協会の総本山「時計塔」で周囲に馬鹿にされていたのは、彼がまだ3代目という浅い家系図ゆえに魔術師としての能力が不足していると見なされていたからです。(実際、実力はたいしたことがなく、召喚したライダーが強かったおかげで勝ち抜けていた)
遠坂家は魔術師として名門で、時臣の子である凛も桜も後継者に相応しい素質を持っていました。しかし魔術師の力の源である魔術刻印を継承できるのは一人のみ。魔術の研究成果を子供たちに分けて継承するのは、農家の家系が田んぼを分けて継承するくらい愚かな事。収穫率が落ちますからね。(「たわけ」という愚か者を示す言葉は、田分けが語源です)
なので、遠坂時臣は長女である凛を継承者として育てることにしました。さて、残った桜の方はどうするのか。魔術師として育てることはできませんが、素養が充分なせいで魔を引き寄せやすい体質を持つ次女。このまま何も知らずに育てば、遠い未来に悲運な人生になる。時臣はそう考えたようです。
一方、間桐家(マキリ家)は第1次聖杯戦争(厳密には聖杯降臨儀式)の頃から遠坂家と懇意にしている魔術師の名門。しかしながら、もとは中国出身であり、聖杯戦争のために冬木の地へ引っ越してきましたが、土地との相性が悪く、魔術師としての能力は代を重ねるごとに衰退していきました。
蟲使いの秘術で第1次(250年前)から生きながらえている間桐臓硯(マキリ・ゾウケン)。Fate/Zeroに登場した、ぬらりひょんみたいなジジイですw
彼はこの事態を苦々しく思っていました。当代である兄・鶴野(びゃくや)には魔術師としての素養はまったくなく、僅かながら素養があったにも関わらず、間桐の魔術を嫌って家出をした弟・雁夜(かりや)。
鶴野には息子である慎二がいましたが、父の時点で魔術の素養がないのにその息子に期待など持てるはずがない。そこで懇意にしていた遠坂家から、魔術の素養がありながらも遠坂家の後継者になれない次女の桜を間桐家の魔術の後継者にするべく引き取ったわけです。
桜にとって不幸だったのは間桐家の魔術である蟲使いがエグイ内容だったことですね。蟲蔵に放り込まれるなどの虐待まがいの魔術訓練を受けたことで、彼女は5歳にして心を閉ざしてしまいました。
雁夜は遠坂家に嫁いだ葵が好きで、彼女の子供の桜が自分の家で虐待を受けていることを知り、自分の命と引き換えに桜を解放するよう臓硯と取引して、第四次聖杯戦争にはバーサーカーを使役して参加しました。
という、流れが間桐家にはあります。
本来なら自分(慎二)が間桐家の血を受け継いでいるのに、魔術師の力が途絶えたばかりに、後継者になれず。養女である妹の桜が後継者として育てられている。兄として慎二は許せないものがあるのでしょう。それが妹への虐待として形になって現れています。慎二の性格が歪んでいるのは、元からそういう性質だったというのもあるでしょうけどねw
ちなみに今の桜が心を閉ざしていないのは、好きな男性(士郎のことね)ができたからです。幼少期から中学の頃までは、瞳の輝きがなく生気がない、いわゆるレイプ目でしたw
凛が妹の桜を影ながら気にかけていて、想い人が士郎であることも知っているので、何かと士郎のことは意識しています。
さて、話をアニメに戻しましょう。
桜の手の甲の傷ですが、これは慎二による虐待ではありません。
第3部の天杯で初めて発覚すること(凛の妹であることも含めて)ですが、令呪の痕ですw
しかし桜はマスター権を放棄、令呪の力で権限を兄の慎二に譲渡しているのです。だから令呪を3つ使い切っていないにも関わらず、令呪がありません。
昼食は、弓道部主将の美綴綾子と取っています。桜の弓道部での活動をそれとなく聞くためで、別に他意はありません。
桜は別に問題を起こしていませんが、慎二は凛にフラれた八つ当たりを後輩の1年生にぶつけているというクズっぷりらしいです。慎二が弓道部から士郎を追い出したのは、桜が士郎に好意を持っていることが腹立たしいからですしね。
ちなみに慎二って女子に結構モテています。ほんと女子は見る目ないのね。
弓道部をそれとなく覗いていると、女子三人組に絡まれます。
horrowで登場する、三枝由紀香、蒔寺楓、氷室鐘(左から順番に)ですね。0話もそうですが、なんかよく出てきますね。
戦災孤児になった士郎が、衛宮切嗣に引き取られるシーンですね。
「こんにちは、君が士郎だね? 率直に聞くけど、孤児院に預けられるのと、初めて会ったおじさんに引き取られるの、君はどっちがいいかな?」
幼き士郎は少し悩んだ挙句、切嗣の養子になることを選びました。聖杯戦争の最終戦の災害で多くの人が死に、助かったのはほんの一握りの人たち。子供たちの多くは孤児院に行きますが、その中で切嗣が士郎を選んだのは、災害の中から自分が救い出せた唯一の子供だったからです。
多くの人たちが犠牲になった災害で生き残ったことが、誰もを救いたい正義の味方になるという士郎の願いの根幹です。養父である切嗣は士郎の考えを否定します。
「士郎、誰かを救うということは、誰かを助けないということなんだ。いいかい、人間の手で救えるものはね。自分が肩入れした側の者だけなんだ。当たり前のことだけど、これが正義の味方の定義なんだ」
切嗣自身がかつてすべての人を救おうと考え、聖杯戦争に参加して、その聖杯に裏切られ絶望したことを、士郎は知りません。切嗣が聖杯戦争に参加したこと自体を知りませんし、聖杯戦争というものがあることすら、この時点では士郎は知らないのです。
やっぱり長くなりましたね。つい語ることが多くなり、路線がズレてしまいがちなのはいつものことですがw
というわけで第1話も分けます。