かなり昔、ワイルドアームズシリーズにド嵌りしていた頃に私が作ったページを紹介します。
WA2には各地方に本棚があり、その書物を読むことで、世界観がより理解できるようになります。その書物を書き写して纏めたのがこのページですw
↓↓↓
http://mockyel.web.fc2.com/wa_dic02.htm

さて、現世ではリルカがミレニアムパズルを開き、アシュレーをサルベージする計画が行なわれていました。
ミレニアムパズルといえば、リルカの姉が異次元に囚われ還らぬ人となったトラウマがあるアレですね。アシュレーを救うため、それにリルカは再び挑みます。
前のダンジョンと全然スケールが違うけどなw

パズルの開錠は完璧には成功しませんでしたが、アシュレーを取り戻すことはできました。

さて、無事にファルガイアに戻ったアシュレーですが、待ち受けていたのはファルガイアを襲う新たな脅威でした。
空が喰われる、バスカーの民の夢見が真実となっていました。
青空がなくなり、奇妙な模様が空を覆っているという状態。
アーヴィングはこれをパラダイム汚染と名づけました。

ファルガイアを襲う現状もそうですが、もう1つの懸念はかつてファルガイアを脅威にもたらしたロードブレイザーがよりによってアシュレーの中にいるという事実が判明したことです。
これについてはアシュレーがカノンに告げます。
もし、抑えきれずにロードブレイザーが具現化してしまうようならば、剣の聖女の末裔であるカノンに自分ごとロードブレイザーを滅してくれと。
アシュレーは以前も同じことをカノンに言っていましたが、今度の場合はロードブレイザーであることがわかっている分、より深刻ですね。
これに対して、カノンの返事は少し鈍いです。以前のカノンならば躊躇いなくイエスと答えたはずなのに。

現状のファルガイアの状態を、ファルガイアの守護神であるガーディアンの意志を聞くため、生贄の祭壇へ行くことに。
おいおい、とうとう柱であるティムを犠牲にするんかい?
ということにはなりませんw
ガーディアンと交信できるのは柱であるティムだけなので、この状況の正体を聞くために行くだけです。

生贄の祭壇に着き、ガーディアンはこう答えます。
「世界を侵す存在は異世界」
ファルガイアとは異なる世界がファルガイアに対して侵食してきているとのこと。生贄になれと迫ってくるガーディアンですが、ティムはこれを拒否します。
世界を救うのに生贄を捧げるのは一番簡単で楽な方法であると。
英雄と生贄はイコール、アシュレーもティムもそれらを否定して違う道を切り開こうと考えるようになりました。

次の目的地はルルドの泉
剣の聖女ゆかりの地にて、アシュレーに内包されているロードブレイザーの対策を練る案がないかを検討するためです。
聖女の一族でなければ入れないダンジョンで、カノンは自分の過去のトラウマと対峙します。
母が不倫をしていて居場所がなかったアイシャ。
ベルナデット家はヴァレリア家の傍流(分家)で、貴族ともいえない落ちぶれた家系。
カノンの母はカノンに、凶祓いになって怪物を倒していけば、聖女の血に相応しい英雄になれると教育し、カノンもそれを信じて戦い続けることとなりました。
戦いの中で負った戦傷を、武器となる義体に変えることで、さらに戦い続ける。戦うことでしか英雄としての一族であることを証明できないと考えていたようです。
アシュレーに出会った頃のカノンはまだそんな感じが残っていましたね。

泉の最奥にいくと、ロードブレイザーのことについて語られます。
焔の魔神は世界を焼き、絶望を糧に進化する。
つまり、当時の人々は皆、ロードブレイザーの脅威に恐れ、絶望していました。そしてそれがロードブレイザーにより強い力を与えることになり、強大化していったというわけ。
アナスタシアが一人でどれだけ立ち向かおうと、人々から負の感情がなくなることはありませんでした。なので完全にロードブレイザーを消し去ることはできない。
結果、アナスタシア自身が犠牲になる形でロードブレイザーを時空の彼方に封印するという方法しか取れなかったのです。

ルルドの泉から帰ってくると、アシュレーの幼馴染みであるマリナが攫われたという事件が発生。
攫った犯人は、コキュートスのカイーナ。オデッサの首魁ヴィンスフェルトに心酔していた変態少年ですw
自らが操る魔鍵ランドルフによって異世界に閉じ込められていたカイーナですが、どういう理屈からか現世に戻ってきて、ヴィンスフェルトを倒したARMS、とりわけアシュレーに怨みをもってその報復をしようと企んでいるようです。

カイーナの待つロストガーデンに行くと、途中のトラップのせいで仲間が次々と足止めされる状況に。
最終的に一人になったアシュレーとカイーナの一騎討ちになります。
マリナを攫い危険に晒したカイーナに対し、アシュレーは怒りを抑えきれずナイトブレイザーに変身してしまいます。
それも以前のナイトブレイザーではなく、よりロードブレイザーの色が濃く出たオーバーナイトブレイザーになってしまいました。
その圧倒的な力によってカイーナを蹂躙します。
しかしこれこそが、カイーナの目的でした。
自身の大切な人(ヴィンスフェルト)を奪った報復の手段は、アシュレーの大切な人(マリナ)を手にかけることではなく、マリナの前でアシュレーの変わり果てた姿を見せつけて、2人の仲を引き裂こうというものでした。

アシュレーが怪物化する姿を初めて目にしたマリナは、恐怖でアシュレーを拒絶してしまいます。
「あなたは誰? アシュレーと同じ姿をとらないで、同じ声で喋らないで、優しい声をかけないで、アシュレーを返して!」
そういって拒絶し、自宅に戻るマリナでしたが、本音では後悔していました。
アシュレーは以前から内包する怪物のことで悩んでいた。そんな彼を支えて上げられない自分が悪いのだとマリナは嘆きます。
アシュレーは悪くない、と。