IH2回戦、沖縄代表、嘉手納西高校。

チーム平均身長、絶対的エースの存在など瑞穂と似ている部分がありますよね。
ACT2になって本牧東がヤムチャ化しちゃったので新しいライバルチームという雰囲気もありました。
先の九工大福岡とは対照的で監督が優秀だったチーム
この監督のおかげでカニ高の選手達は実力以上のものを発揮したと思いますw
IHより以前の試合で九工大福岡や湘南に負けているのに、そのどちらよりも瑞穂を苦戦させたしw


1Qのクイックリリースによるシュート、2Qスタート時にノーマルシュートを混ぜるといった戦術で瑞穂を翻弄。
あまりに瑞穂を混乱させまくるので、これマジ勝てるんか?とか思っちゃいましたよw

で、瑞穂側も負けてないと。
先手先手とやられつつもそこそこの点差で前半を凌いだのは石井のゴール下での活躍。
この辺りから石井は成長の片鱗を見せ始めるわけですが、
自分は正直この頃まで石井には期待してませんでした><
なんせACT1の最後の方のあのセリフがね…
俺たちじゃ全国レベルまでなれない、みたいなこと言ってたのでね…
IH予選の時もイマイチっぽかったしね。
まさかあんな諦めた風な子が成長するとはなw


後半に入って三浦にスポットライトが当たるわけですが、
正直、三浦もあまり評価してませんでした><
というのも瑞穂って3Pシュート撃てる人が多いし、
アウトサイドだけ取っても哀川>三浦なイメージ強かったし、
それがまさかNBAラインから撃つとか、ぱねぇwww
名実ともに瑞穂の3Pシューターの立ち位置を確立させました、と。

ここにきてようやく、IHの今後の描写がはっきりしてきたところであります。
IH直前にトウヤが言ってた、瑞穂が勝ち進むためには哀川と藤原以外のメンバーの働きが必要というのがこのシーンに現れてるのだと思いました。
1回戦では現在のチームとしての総合力を示し、2回戦から準決勝までで石井・土橋・トウヤ・三浦と一人ずつスポットライトを当てていく手法を取るのだと。
2回戦は三浦DAYということでw


で、ここで一気に瑞穂優勢で行くのかなぁと思いきや、

まさかの与那嶺フック!
この試合で自分が一番驚いたのはコレですわw
思うにDearBoysが面白いと思える部分の一つは、敵チームの扱いが巧いところかな?

他作品のスポーツ漫画だと敵チームのスタメン全員にスポットライトを当てることってほとんどありませんよね。

むしろ名前すらわからないまま試合が終わることすらある。

バスケは5人と人数が少ないとはいえ、そんなに主力じゃない敵メンバーにもそれなりにスポットライトを当てているところが素晴らしい。

とくにIHに入ってからはその傾向が顕著に出ています。

先の九工大は酷かったけどなw

2回戦以降は、敵チーム5人ともキャラを確立させているので、

ここだけはスラダンよりも評価できると思いますよ!

で、話を戻しますが、フックによってぎりぎり逆転チャンスを阻止された瑞穂が次に取った行動が、

ディレイドオフェンス!
いや、ほんとマジですか、と思いました。

ランガン大好きな瑞穂が、かつて自分らが苦しめられた戦術を使って敵を翻弄とかw

そしてただディレイドするだけじゃなく、相手が対応しようとした途端に

速攻に切り替えてで再逆転を許さない。

ぱねぇ! 八神センセーぱねぇ!

み、魅せてくれるぜセンセーwww


最初は敵チームに翻弄されてドキドキ、最後は味方チームの勢いにドキドキ。

いや、ほんと、この嘉手納西戦は名勝負だったなと思った次第であります。