消防団に入ってるって話は前書いたけど・・・。


昨日の夜電話があった。

近くの山でキノコ取りに出かけたおじいさんが行方不明だって。

消防出動要請。


上司に確認し、行く事に。


朝6時半に集合し、現場にある本部へみんなで行く。


警察、消防関係者、地元消防団、親族・・・


空ではバタバタとヘリが音を立てて捜索を開始している。


とてもものものしい雰囲気だ。


班編成されて、山に入って行く。


道を歩くだけでは見つけられないから、ある程度ヤブに入ってくださいと、指揮をとる警察の偉い人(福田康夫似)が言う。


この頃から少し気持ちが高ぶる。


道なき道をどんどん奥へ入ってゆく。


いや、これでそこで発見しちゃったら相当ひくけど・・・みたいな。


30分程歩いただろうか。


無線がにぎわしくなる。


どうやら見つかった模様だ。


この時点では生死はわからなかった。



つーか、我々はここまで道なき道を必死で上まで登ってきたが、どーやって帰るんだ?ってくらいここがどこかわからない。


それでも下に向かったらちゃんとついた。


どうやらおじいちゃんは足を滑らせて斜面を転げ落ちたようだ。


残念ながら生きてはいなかったが、見つかってよかった。


んで、この活動に参加した俺も、よかったと思ってる。

何も出来ないんだけども、何か少しは人の役に立ったようなそんな・・・

心の奥では、周りに役に立ったように見えるっぽいのが気持ちいいだけなのかもしれないけど。


訓練だけじゃわからないことが多すぎる。