この日は地域のお祭り。

古くから港町へ続く田舎らしいお祭りだ。

若い頃はわざわざこんな小さいお祭りしなくてもいいじゃんって思っていたけども、子供ができた今頃になると、こういうのもいいかなって思えてくる。

とはいえ、この地区も全国的な現象と同じくして少子高齢化の社会がやってきている。

平日にやるものだから、働いている30-50代の人間はめっぽう少なく、少ない子供と漁師と団塊の世代以上の方々が殆どを占める。

それでも地域を愛する昔気質の人たちが伝統を守っていくというか、中には無理してやらされてる人もいるだろうが、この日をお祭りと決めて作り上げていく感じはこの年になって少し、あ、ちょっといいかもって思う。かといって前面に出て伝統を守ろー!ってやる気はまださらさらないっすけど。


しかも平日の開催はちょっと勘弁。

昔は漁師の人だけで、漁師はみんな自分が社長だから気持ち一つで休みになるけど、今の時代会社勤めしてる我々には祭りだから休みますって、ちょっと言い訳的にもきついものがあるし。

そんなことを子供神輿に付き添いながらいろいろ考えていた。

約2キロの道のりを娘は一度も抱っこすることなく歩きとおした。

周りの子供達は次から次へと脱落していったのに。

えらい。



えらいから、プリキュアのわたあめを買ってあげた。

カメラを持って歩いたが、やっぱり子供は絵になるな。

特に我が子は。


帰ってくるとぐっちゃり眠ってしまったが、また子供の成長を感じる日となった。
やる気のあったこの坊主もがんばって起きていたが、道のり半分くらいで眠りについた。

こいつも中々いい味出して祭りに参加した。

とりあえずは祭りの好きな子供達になって欲しいと思った。