週末一泊二日でスキー・スノーボード合宿。

湯殿山へ。

前日まで風邪の影響が出ないことを祈りつつ朝を迎える。

熱なし、頭痛なし、喉痛なし、鼻水少々。


10時過ぎにスキー場のすぐ下にある常宿「民宿なかだい」へ到着。




ここは築14年とのことであるが、綺麗にしているし融通も効くし、お母さんは優しいし。とてもいい。


荷物を置いて一休みし、着替えていざ山へ。


ゲレンデは土曜日とは思えない位お客がいない。

昔はならんでリフトに乗ったはずだが・・。

オレは思いのままスノーボードを楽しむ。


今回オレが一緒にいたYUさんは、2回目のスノーボードとは思えない滑りとその存在感で周囲を圧倒。

まさに身体能力の違い。彼の身体能力は別格なのだ。

ミルコクロコップみたいな感じ。
ま、ミルコみたいに警察官向きな男ではないが・・・。

ただし完全に体育会系だから口癖は「あいさつは基本」。

絵がないのが残念だ。



陽の照りがイマイチで、滑っている時に顔に受ける風がとても冷たい。
お昼はクラブハウスにて酒を飲む。

昼から酒を飲むのは1年でもこの日と夏のBBQくらいである。

午後にはかなり天気もよくなり、適当に滑って、適当に飲んで4時過ぎに宿へ戻る。

風呂に入って夜の大宴会の始まりだ。

この日は丁度ボクシング内藤大助の防衛戦もあり、みんなTVに夢中だった。


と、レポートはこんな所にして、オレが今回一番心に残った言葉があるので紹介しよう。


それは夜の宴会前にこの同好会の会長が述べたことなのだが、

「非日常を楽しむ」

ということである。


「非」ってとてもネガティブな、マイナス方向のイメージがあるし、実際非行だとか、非常識とか、非を認めるなんて言葉が多い。

あとに続く言葉を否定するという意味らしい。。


でも、今回の非日常を楽しむという話は、「非」には楽しさや魅力が多いということ。

普段やらないから新鮮なこと、楽しいこと、出来ないこともある。


オレはこの日、非日常の中にいた。

普段日中から酒なんて飲まないのに飲んで、明るいうちに風呂に入る。

何にもしないで飯の時間を迎えてまた飲みながら飯を食う。

そして大人数で飯を食うのも非日常だ。

確かに楽しいかもしれない。


非日常は、特別だから楽しい。でも絶対に楽しいことは日常の方が多いはずだ。

非日常を特に魅力に感じるのは日常のそれに慣れてしまっているということかもしれない。


誰かが言った。

3歳の子供がディズニーランドで遊べばもちろん楽しい。

でも近所の公園での砂遊びはもっと楽しいのだと。

子供は日常を楽しむすべを知っているのだな。


この非日常の話をした男。オレにとっては理想の大人の男の一人。
あいかわらず男前である。




なかだいの部屋から。