森見登美彦は大好きな作家さんの1人ですが
これはもうタイトル買い。
若い頃の仲間たちと集まった主人公たちの
それぞれの話が語られます。
どれも何気にスッキリしないのですが
独特のファンタジー感で、ちょっとスリリングに読ませられました。
ひとつひとつの話がスッキリしないぶん
全部まとめて語られる状況があって
なんか、悪くないなあ・・と
ラストのほうは、ほっこりしちゃうんです。
自分にとっていい本って
「再読できるかどうか」なので
これは絶対また読み返したいお話でした。
内容で頻繁に語られる夜行列車ですが
まだ残ってるのかなあ・・?
(すみません、あんま詳しくなくて)
初めて乗ったのは大昔
高校の修学旅行で、九州から東京に行った時かな。
なんせ昔の事で、沿線にビルとかあんまない時代で
生まれて初めて見たのですが
岩国あたりの工場の光がものすごく綺麗で
深夜なのにボー然と見てた覚えがあります。
具体的に何の光か分からないぶん、光だけが豪華で
当時読んでいた「銀河鉄道の夜」みたいでした。
んで朝になって富士山をはじめて見た・・・はずですが
近すぎて全貌がよく分からなかったという(笑)
今は飛行機であっと言う間に移動できますけど
夜行列車って深夜から朝になっていく過程が
沿線の景色とともにゆっくり味わえました。
(って、たぶん当時は見てないけど、トランプばっかりしてて)
乗り物ではよく寝れないという方いますけど
寝るなんて勿体ない!てのが当時の私ら
(ああああ、ガキだったわ)
あの独特の雰囲気をもう一度味わえるなら
また乗ってみたいなあ、と思います。
そんな気にさせる一冊でした。
