4月の読書備忘録4月に読んだ本 『氷の秒針』大門剛明『噂の女』奥田英朗『ハードラック』薬丸岳『64』横山秀夫『脳男』首藤瓜於『くちびるに歌を』中田永一『64』は物凄い熱量のこもった力作だった。警察の中の広報部という日の当たらない部署で何度も挫折を味わう主人公の葛藤とか、同期に対する妬み嫉みとか、組織内での責任のなすりつけ合い足の引っ張り合いとか、それでも父であろうとする心の変化とか読み応えがあった。誘拐に誘拐をかぶせてくるとこや、伏線の張り方等がさすが横山秀夫だと思った。Android携帯からの投稿