令和初の稲刈り開始! | 自然派で行こう♪

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自然な農法での安全な米・野菜作りをしています。
釣りと料理と自家製素材を使った味噌作りもしています。


好天に恵まれる中、いよいよ令和初となる稲刈りの始まりです。

今年は本当に和歌山県の稲作は厄年でした。

コシヒカリやミルキークイーンといった長稈品種は生育初期の日照不足により徒長してしまい、

台風によって倒れてしまいました。

そして、台風に乗ってやってきたウンカによって稲は枯れ果てて、散々な結末。

お世話になっている農家さんもとことん倒れてしまった稲は業者さんが稲刈りしてくれないので、私が稲刈りしました。

しかし、ハリとコシの無い、稲はコンバインに詰まりまくってストローカッターが破損。

その他いろいろ破損・・・

五体不満足なコンバインですが、なんとか稲刈りを終えられますように。

 

 

▼ササシグレを植えた時はこんな感じでした。

 

毎年のことなんですが、

田植え直後は夢と希望に溢れているのです。

しかし、農薬を使わないので草退治がうまくいかなかったり、肥料を使わないので収穫量が少なかったり、

さらに台風で倒されたり、スズメに壊滅的被害を受けてしまったり、天日干し中に長雨に遭って穂発芽してしまったり・・・

なので、妙なこだわりを捨てることにしました。

無農薬で栽培するという信念は捨てられませんが、

ハサ掛け天日干しはどうなんだろう?

雨に濡れて品質が低下するよりも、

 

じっくりと通風乾燥してから乾燥してくれるライスセンターで乾燥したほうが食味が良いような気がします。


▼これは先に稲刈り〜乾燥〜籾摺りをしてもらった慣行栽培のキヌヒカリですが、とても美味しいくて新米独特の食感!


真夏の炎天下に雨に濡れながらの天日干しのお米より確実に美味しい。


 

▼ということで、ワクワクしながらササシグレの稲刈り開始です。

 

面積は7アール。

株間は30cm条間も30cm

収穫量を得るためには少し広い栽植密度ですけど、最近の異常気象対策として陽の光をいっぱい浴びれる尺角植えにします。

それが功をそうしたのか、コシヒカリよりも倒れやすいと感じているササシグレでもギリギリ持ちこたえてくれています。

 

▼究極の湾曲倒伏

 

稔るほど、こうべを垂れる稲穂かな・・・と言われますが、もはや土下座。

 

▼さて!刈りますか〜〜♪

 

もう、このコンバインはそろそろ寿命・・・

お願いだから今年だけでも持ちこたえてください。

 

 

▼と思ったら、稲刈り開始早々にトラブル



うわ〜〜〜どうしよう。

今日は日曜日だからクボタさんおやすみ・・・

ということで、わが釣りクラブの一級整備士さんに電話をかけてアドバイスをいただき無事に解決。

 

 

▼今年は稲をストローカッターで細かく切らずにそのまま落とします。


それはストローカッターを破損してしまったから。

人様の稲刈り中でのトラブルでこうなりました。

農機具屋さんの見積もりもまだ出ず・・・


▼買っている途中でこういう部分に遭遇!!

 

ウンカの被害です。

うちの田んぼは大丈夫!と、思っていましたが、やはり台風で倒伏した弱った稲はウンカに狙われます。


▼とはいえ、ご近所の壊滅状態の田んぼに比べれば無害そのもの。

 

90歳オーバーのご老人に聞いたら40年くらい前に一度こんなことがあったそうな。

しかし、その当時はそもそも手刈りの時代だったので、労力的には何もかありなかったそうな。

文明の利器の凄さに慣れてしまうと、昔の苦労を忘れてしまうのでしょうね。
 

 

▼最終的に籾袋に18袋でした。


水分量が多いと乾燥したら重量も減るし、小米やクズ米、光選別器で弾かれるお米を除くとどれくらいだろうか?

とにかく、今年は天候のいたずらに遭って昨年のような悲惨な稲作にならないように丁寧に通風乾燥から行ってくれるライスセンターにお願いしました。

ちなみに、慣行栽培キヌヒカリの食味も昨年までのライスセンターの食味よりもずっとよかったです。

ササシグレも素晴らしい食味のお米になってくれていると信じています。

あとは、米ぬかとミネラルだけで育てた自然栽培のつや姫の稲刈りです。


▼手で籾殻を剥いでみたら玄米もなかなか美しいのでとても期待しています。


食味も本当に楽しみです。