ここはアゾラ・クリスタータなる浮き草が大発生した水田です。
ここは無肥料でササシグレを育てていますが、なんだか不思議な光景が広がっています。
アゾラに覆われた田んぼは水温が上がらないからでしょうか?分蘖が本当に進んでいません。
細々とした稲株の葉は剣のように鋭く上を向いています。
通常ならこういう稲は今頃になると葉の色が薄くなってくるのですが、かなり濃い葉の色です。
アゾラに共生している藍藻が窒素を稲に供給しているのでしょうか?
稲刈りの頃にこんなに青々していたら食味の点でちょっと不安になりますが、
茎数が少ない稲に栄養が送られると、大きな米粒のササシグレが収穫できそうな気もしないでもありません。
▼コナギは生えていますけど、ポツリポツリ。
しかし、水が浅い部分はいつものようにコナギだらけ。
面白いことに、この水田でもコナギの生えない場所には他の水田雑草が生えています。
▼こちらはホタルイ。
それにしても、この5cmほどの分厚いアゾラの層に覆われた田んぼ・・・
稲刈りまでに乾いてくれるんでしょうか?
めちゃくちゃ心配になってきました。
昨年は田んぼが乾かず、5畝の手刈りでしたが、今年は下手すると1反の手刈りになるかも・・・。
何が何でもそれだけは避けたいものです。^^;