今年は無肥料のこだわりを捨ててみます。
この圃場では10年近く無農薬・無化学肥料栽培をしています。
極力少ない肥料で栽培してきました。
ここ2年間は不耕起栽培で自然農のような栽培もしていますが、
やはりそういった栽培をするにはしかるべき圃場でするべきだと感じます。
土は痩せる一方、豊かな土になっているような気がしません。
それに、宿根草一斉に種から発芽し始めた部分をこの機会に耕してみました。
「不耕起栽培を続けていれば自然と土が良くなる」
「2〜3年で諦めずにずっと続けること」
ある方がそうおっしゃっていたので、そう信じてきましたが、
その人の耕作放棄後の不耕起栽培1年目の山の麓の畑を見たときに感じました。
とんでもなくよく育つ大根、ズッキーニ、かぼちゃ・・・。
それとは逆に同じ人の田んぼで作る野菜は出来が本当に良くありません。
それを見て答えが出ました。
やはりウチのような砂壌土で浅い作り土の田んぼでいくら頑張ってもその先が見えてこないです。
所詮はやはり土が大事。いや、土を作ってくれる自然環境が大事だと感じます。
というわけで、自家製の堆肥ではなく不本意ですが、堆肥を入れてつくね芋栽培に取り掛かります。
▼あらかじめ用意していた20mほどの畝に堆肥を撒いて鍬で耕すとします。
トラクターで全層ににすき込んでも良いのですが、隣の畝ではニンジン栽培をしますのでこの方法。
▼米袋に種芋を入れておいたらこんなに芽が伸びてしまっていました。
なんとかなるでしょうか?
白く伸びた芽は書いたほうが良いような気もしますが、試しにこのまま植えてみます。
発芽していない種芋もありますから、違いが確認できて良いかもです。
▼植え付け完了。
畝の向こう側に空きスペースができましたので、きゅうりとつくね芋を同じネットで栽培することにします。
冬には美味しいつくね芋が収穫できますように♪