台風で倒され、スズメに食われ、惨憺たる収穫量の5畝の田んぼ。
収穫量は傾穂期にはかなりあるかな?と思っていましたが、結局反当で2俵でしたし・・・
バインダーで刈って稲架掛けの天日干しにするのも面倒な量でしたからコンバインで刈り取って室内で干していました。
直射日光が当たる東南向きの部屋に広げてプラズマクラスター除湿機をかけながら乾燥させました。
もちろん1日に天地をなんどもなんども返してムラなく乾燥するようにしました。
▼こんな感じで・・・
▼稲刈り〜脱穀した時の水分量は30パーセント
5日間乾燥させて水分が概ね15〜16%になったところで乾燥を終えてモミスリしました。
天日と除湿機の併用は思いのほか早く乾燥できました。
▼出来上がった玄米
私のようなコンバイン素人が刈り取るといろんな異物が混入していました。
雑草の枝、種子、稲わら・・・
これは精米しても出てきました。
でも、食べてみて思ったのですが、やはり昨年と同じ日「6月27日」に田植えをすると味がいい。
6月27日に植えたのはこの田んぼともう一枚ありますが、同じような良食味です。
そちらは稲架掛けの天日干しです。
収穫量はかなり少ないけど「6月20日」に植えた隣の田んぼのササシグレと味が全然違います。
6月20日植えのササシグレの味が悪いというわけではありません。
いずれも無肥料栽培です。
玄米の色も完熟色ではなく緑米が混じる象牙色っぽい感じ。
しっとりとした食感、甘さ、これは今年一番の出来かも。(あくまでも私の好みによるものです。)
残念ながら自然栽培1年目の田んぼなので化学物質過敏症のお客様には残念ながらお届けできませんでした。
不味かったら自家用、美味しかったら販売用にしたいと思っていましたから色彩選別機にかけます。
▼白米にするなら問題なくとも、玄米食だと汚すぎると問題ですから。
サタケの「ピカ選」という色彩選別機。
いつもお世話になっているご近所の農家さんにお願いして使わせていただきました。
▼右から汚い米、左から美しい米が出てきます。
私の米はもともと美しくないので選別の設定を低くしないとすべてのお米がはじかれます。^^;
▼選別された玄米。
▼はじかれた玄米や籾など。
これを再選別して籾やクズ米中のクズ米や異物だけを取り除きます。
▼これが最終的にはじかれた玄米
これはひどすぎる^^;
▼そして綺麗な玄米になりました。
でも、もともと美しくないので1等米なんかにはなりません。
どう見ても見た目はいいところ3等米でしょう。
でもいいのです。
美味しくて安全、農薬不使用でそこそこの美しさであれば満足です。