
知り合いの漁師さんに黒潮を汲んで来ていただきました。
味噌作りに使う海水塩を作るためです。
写真のはるか沖の美しい海水で沿岸の海水と違って塩分濃度も高いはず。
そして、何よりも不純物が少ないと思います。
40リットルあまり汲んで来ていただきました。
いつもお世話になってすみません。m(_ _)m
▼先ずはコーヒーフィルターと漉し紙でろ過するとします。

ドクター中松さんの考案したポンプ(醤油ちゅるちゅる)で少しずつ送りながらろ過。
今では灯油などのポンプとして定着していますが、昔は醤油を一升瓶に移すためのポンプだったそうです。
あ・・・もちろん、これは新品ですからね。^^;灯油に使ったものではありません。
▼10リットルほどろ過しましたが、目で確認できる不純物は一切ありませんでした。

さて、煮沸に使う器具ですが、何を使おう・・・
最初はカセットコンロを使おうと思いましたが、複数の鍋で同時進行しないと何時間かかるかわかりません。
ということで、IH2つとRH1つの合計3つを使うとします。
▼開始時間は午後4時20分。

まずは10リットル分を海水にして出来上がりまでの時間を把握しておかないとなりません。
そうでないとコンロを占領しているため、作業中は食事にありつけないからです。
▼真水と違ってなかなか沸騰しません。

沸騰するまでに随分と時間がかかりました。
▼2時間ほど経ってようやく水位が1.5cmほど下がりました。

海水塩を作ろうと思えば海水をまず1/10位までに蒸発させて硫酸カルシウムをろ過しないといけません。
異変に気付いたのはその時です・・・
▼なんだこれは~~!?

換気扇グリルが真っ白になってきました。
▼沸騰する海水・・・

目をつぶって匂いを嗅ぐとなんだか海にいる気分になってきました。
これは・・・!!
塩分も一緒に蒸発しているのだろうか?
ゆっくり蒸発させると塩分はそのまま残るけど、グツグツ沸騰させるとその蒸気は潮風と同じなのかも?
これはやばい!!!
▼それからしばらくしてますます白さが増してきました。

この時の時刻は6時30分。
だめだ・・・もう腹ペコで晩ご飯食べたい・・・。
というか、台所とリビング中に塩分を含んだ蒸気が充満しているとすれば家電類は非常にやばいかも?
一旦火からおろして大鍋に移しておきました。
とりあえず、嫁に怒られる前に普通に掃除するふりをして真っ白になったグリルカバーを洗おう。
▼怒られるどころか喜ばれました。

真っ白になっている状態のグリルカバーを見られてはいませんからね。^^;
でも、なんとかしないと台所での塩づくりは非常に厄介です。
風のない日を選んで屋外でつくるかな?
電気代もバカにならないから薪を使う方が無難かもしれません。
ふぅ・・・先が思いやられます。^^;