
昨夜の大雨のおかげで不本意な大根収穫となりました。
蒔き時も遅かったのですが、今年はとっても寒くて生育がいまいち・・・
でも、大雨のせいで割れはじめた大根も発見!
これはすぐに収穫しなければ~!
▼一見、よく太っているように思えますが・・・

残念ながら、ただの頭でっかちです。
▼尻詰まり悪過ぎ!(T_T)

もっと全体的に太ってくれないとね・・・。
▼1本目の収穫から簡単にポキッと折れてしまいました。

股根になっているわけではなく、凍ってしまったのか?それとも巣が入ったのか?
簡単に折れて抜けました。^^;
▼こんなに割れた大根も・・・。

でも、捨てませんけどね♪
和歌山大根はス入りが早く、トウ立ちしやすい育てにくい大根です。
しかし、紀州の「こんこ」独特の食感は、
和歌山大根でなければ出ないと言われています。
なので、他の品種では作った事はありません。
「こんこ」とは沢庵の事ですが、和歌山の一般的な古漬けのこんこは、
すっぱくって、シナッとしてて、枯れた様な錆びた様な、爺くさく婆臭い・・・そんな印象です。
私の曾祖母は沢庵屋さんで、家で漬けた沢庵をリヤカーに樽ごと乗せて売り歩いていました。
その沢庵の味は子供の私にはとてもすっぱく感じて、馴染めない味でしたが、
20歳になった頃、ようやくその味を美味しいと思えるようになりました。
しかし、曾祖母は間もなく他界。
自分で野菜作りを始めるようになってから何度か沢庵作りに挑戦しましたが、
曾祖母の味とはかなり違います。
今年こそは!と、それなりに気合いを入れて天日干しから始めます。
しかし、明日は雨・・・雨に打たれると大根の生育が止まらず品質が落ちると言われます。
▼一昨日、タイミングよく良い事を教わったので試してみます。

同じ和歌山のブロガーさんの肉プル星人さんが、
なんと!めっちゃタイミングよくコンコ作りの記事を書かれていたのですが、
その記事の中で、「干す前に成長点を摘んでしまえば成長しない」のだとか?
と言う事で、全ての大根の成長点を切り落としました。
▼成長点には栄養と生命力がいっぱい!

これはお味噌汁に入れるとします。
▼準備完了♪

北風を遮り、夜間も気温が高いコンクリート擁壁の傍で干します。
本来なら初霜が降りるまでに干し終えていなければいけないのですが、
田んぼの跡地で栽培するとこんな時期になってしまいます。
どうか凍りませんように。
▼お次は割れた大根を片付けます。

割れた汚い部分は取り除いて皮を剥いてみました。
和歌山大根は首の部分を生で齧ると梨の様な味がします。
なので、生食にも向きますが、寒いので味噌汁に入れるとします。
そして、切り干し大根も作ります。
▼ちょっと太めに切るのが美味いと感じます。

と言う事で、ちょっと太めに切りました。
▼魚干し網で干すとします。

ザルに入れるのもいいですが、やはりコレがラクチン。
いつもは釣った魚で干物を作るので使いませんでしたが、
今年から野菜専用の網を買ったのでコレで干します。
風に飛ばされないので便利ですね。
▼そして、これはヌカ漬け。

コレはある料理に使う為に一夜漬けにします。
明朝、アツアツのご飯の上に鬼おろしで下し、醤油の利いた濃いめのダシをかけて食べます。
とっても美味しいです。^^
▼さて、残るはわずかに残った和歌山大根とおでん大根だけです。

割れないうちにさっさと収穫した方がいいかな・・・。
あれ?なんか忘れている様な・・・
しまった、大掃除の途中だった・・・。orz
雪やこんこ