冬野菜が少しずつ大きくなってきました。
毎年秋~春だけ拝借している家の隣の野菜畑では
大根、人参、白菜、キャベツ、小かぶ、小松菜、イチゴ、ジャガイモ等を育てています。
その他、タアサイ、レタス、高菜、大葉春菊の種蒔きも終わりました。
今年は害虫がとても少なくて全体に見れば順調に生育しています。
昨年悩まされ続けたダイコンサルハムシや根切り虫の被害もわずかです。
▼わずかな食害はあるもののほぼ無傷な野菜がほとんどです。
昨年なら今ごろはすっかり喰い尽くされていました。^^;
その年によって虫の多い年と少ない年があるのは何が原因なのでしょうか?
▼今のところ大きな被害を受けたのは白菜だけ
これは根切り虫でしょうか?芯も喰われている気がします。
でも、被害を受けたのは63株中で1株だけです。
株の周りを掘ってみましたが根切り虫の姿は見つかりませんでした。
他の株に行かなければ良いのですが・・・。^^;
▼予備苗を植え替えておきました。
さて、農薬以外の害中対策としていくつかの方法がありますが、
私はストチューを撒布しています。
木酢液や竹酢液に酢と焼酎や唐辛子にニンニク等を混ぜて水で薄めて撒布するわけですが、
それなりの効果があると感じています。
野菜作りを始めた時にある本で知ったこのストチュー。
どうしてそんなものが害虫予防になるのでしょうか?
木酢液が嫌いだから?唐辛子が辛いから?ニンニクが臭いから?
しかし、実際にはそうではなさそうです。
今年は木酢液を極力使わず、黒酢とハバネロ焼酎を混ぜて撒布しています。
その黒酢のパッケージにこういう説明が書かれていました。
▼これは有機栽培用の黒酢です。
病害虫予防に土壌改良
微生物に影響を与える事無く土も野菜も元気にしてくれるとか。
そして、裏面にはこう書かれています。
▼植物の栄養素の消化促進?
作物に害虫がよって来る主な原因となる窒素を減らしてくれるそうです。
人間に喩えれば中性脂肪を減らして病気になりにくくする・・・みたいな感じでしょうか?
野菜の中の窒素が減れば食味も向上すると感じています。
そういえば、テレビで見た「ピーマン嫌いの人でも食べられるピーマン」を作っている人も、
木酢液とアミノ酸でピーマンの硝酸態窒素を減らして苦味を抑えていると言っていましたし・・・
そう考えれば木酢液など、裏のとれていないややこしい資材を混ぜなくとも、
アミノ酸が含まれるこの黒酢だけで病害虫を克服し、
苦味の少ないおいしい野菜が作れる様な気がします。
こういった葉面散布剤で野菜の味が大きく変わるのは経験済みです。
なかでも、天恵緑汁は野菜がとても元気になって、甘味の強い野菜が出来ました。
黒酢だけで同じ様な効果が得られればとてもお手軽なんですけど。
▼しかし、水をはじくキャベツ等には展着剤を混入しないと効果がないかも?
このキャベツにも黒酢を撒布しているものの、
無防備な小かぶ、大根、小松菜。白菜を無視して
モンシロチョウが防虫ネットの中のキャベツに卵を産もうと猛アタック中です。
そんなにキャベツが好きなのか?^^;
チョウチョや蛾にはやはりネットが一番ですね。
でも、ネットをしなくても虫が来ない野菜が本当の安全野菜だと思います。
そう考えるとやはり本当に安全なのは自然栽培野菜でしょうか?