自家製パン作りもようやく製粉の段階までたどり着きました。
小麦の品種はユメシホウというパン用の品種を育てました。
現代の文明の利器に頼らず、昔ながらの方法でのパン作り。
正直言って栽培は簡単でしたけど、その後がとんでもなくしんどい。
手揉みの脱穀、手揉みでの脱プ、唐箕を使っての選別、目で確認しながら手作業での石とり。
先の見えない作業連続でしたが、ようやく石臼の出番となりました。^^
▼石臼に小麦を流し込み・・・
石臼を回します!
▼あれ??
さすがに強力粉の小麦。
蕎麦のようには簡単に粉になってくれません。
というか、まったく粉になっていません・・・
この石臼・・・ひょっとして小麦粉には向いていないのでしょうか?
数回同じ作業を繰り返していると・・・
▼ようやく粉が出てきました!^^
よ~し!この調子!^^
しかし、「電力を使う文明の利器に頼らない小麦粉作り」をする以上、
エアコンを掛けずに作業しています。
窓を開けると風で小麦粉が飛びますので、密室での作業です。
頭がクラクラしてきました。
このままでは熱中症になる!と思い、途中で何度かシャワーを浴びての作業。
おそらく1日でシャワーを浴びた回数は過去最高だと思います。
電動石臼があればどんなに楽だろうか?
文明の利器ってやっぱり素晴らしい!
▼何回か石臼に通していると更に粉が増えてきました。
でも、このままでは後何時間掛かるか解りません。
早く粉になってくれ~~~!
▼そして急に粉が増えてきました。
よ~し!良い感じ!後少しだ~~!
▼ふぅ~~。
こんな感じで良いかな?
▼と言う事でフルイにかけます。
フルイからサラサラ落ちる白い粉をみていると、
やっと今までの苦労が報われた気持ちになってきました。
▼え?たったこれだけ?
今回挽いたのは栽培していた小麦の約1/3程の量。
たったこれだけしか無いの~~?^^;
しかし、今までみてきた小麦粉とは明らかに違う香り。
米ぬかの様な温かい良い香りがします。
問題は強力粉になっているかと言う事です。
▼というか、ふすまがやたらに多い気がします。
半分以上がふすまです・・・。
う~んやっぱり何かが間違っていたのだろうか?
まだまだ小麦の脱穀や脱プは残っています。
でも、もういいかも・・・。
蕎麦を蕎麦粉にするのと違って真夏の製粉作業は過酷過ぎます。
電動石臼に脱穀機などの機械が揃わないうちはもう二度と小麦粉作りはしたく無いです。
精魂尽き果てました。
ダウン・タウン・ブギウギ・バンド 「身も心も」
もうパンを食べ残す事は二度と無いと思います。
食べ物に感謝です。