下仁田ネギの追肥と土寄せと疑問。 | 自然派で行こう♪

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昨日、遅れていた下仁田ネギの追肥と土寄せをしました。

私は毎年適当な時期に仮植えと本植えをしていますので、

少々遅れても問題ないかなとも思います。

それよりも問題は本植えを真夏の炎天下で行う事だと思っています。


▼台風で冠水し、ダメになった下仁田ネギもたくさんあります。
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まるで引っこ抜いた様に土にぽっかり穴が開いているの事もあります。

根切り虫の被害に遭うにはかなりネギも大きいので何が起ったのでしょうか?

でも、半分以上は生き残っています。


▼根切りを装着した刈り払い機を使って雑草の根を切ります。
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そしてネギの株元の雑草は手作業で引き抜ききます。

気温が快適なので作業もラクチンですが、

腕も顔も隣の梅林からやってきたヤブ蚊に刺されて腕も顔面もボコボコです。^^;

ネギの株元近くを失敗の無いように耕運機で耕して空気を入れる作業を行い、

ようやく土寄せと追肥の準備が完了です。


▼株元に肥料をあげます。
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マルチを使って白い部分を長く育てたものは深く土の中に入っています。

いつも通り追肥して大丈夫かな?^^;

肥料は菜種粕と魚粉のボカシ有機肥料。

効きが悪ければ、杭で土に穴を空けて根の無いところに再び追肥したいと思います。


▼土寄せは1本1本手で行います。
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生育が揃っていれば鍬で土寄せしますが、

今年も生育はバラバラなので、分岐点より少し下の辺りまでキッチリと土寄せします。

あまり深く土寄せすると太らないし伸びないような気がしました。

その勘が当たっているかどうか、調べてみましたら、出て来ました。

http://www.pref.akita.lg.jp/www/contents/1131498767899/files/14093.pdf

ココにはこう書かれてます。

------------以下引用------------

[参考事項]
新技術名: ネギの軟白長確保のための仕上げ土寄せ時期の推定法


[要約]

ネギの葉鞘長、軟白長を確保するために行う仕上げ土寄せは、目標とする太さに達する以
前に行うと、生育が停滞し、収穫まで期間を要する。そこで、葉の折径から簡便に葉鞘径を
推定し、仕上げ土寄せを行うと、合理的に軟白長、太さが確保できる。


[ねらい]
ネギの商品性は、葉鞘長、葉鞘径、軟白長を、いかに規格どおりに仕上げるかにかかってい
る。軟白長は土寄せで確保するが、土寄せ程度と生育の関係は明らかでない。また、仕上げ土
寄せ時期は、葉鞘径が細すぎても、太すぎても商品性を損ねる。ほ場ごとに抜き取って葉鞘径
を確認するのは煩雑なため、見込みで実施し、品質が低下する例が見られる。
そこで、土寄せ程度とネギの生育の関係を明らかにし、同時に仕上げ土寄せを適期に行うた
めの葉鞘径の簡便な推定法を開発し、高品質ネギ生産のための合理的な土寄せ方法を明らかに
する。
[技術の内容・特徴]
1.ネギは、分岐部以上に土寄せをすると、生育が停滞し、葉鞘長、軟白が長くなる(表1、図
1 。

2.調製葉鞘径は、最長葉(抽出葉のマイナス1~2葉位)の最も太い部分の葉周長と相関が高
く、葉周長の約25%と推定できる(図2 。

3.最長葉の最も太い部位をつぶし、折径を測定することで、より迅速な葉鞘径推定ができる
(表2 。この場合、折径の約50%が推定値となる。

4.以上から、生育中は分岐部以上への土寄せは避け、葉鞘径推定で目標の太さ(L規格目標な
ら15mm程度)が確保されてから、仕上げ土寄せを行う。

[普及対象範囲]
全県一円
[普及・参考上の留意事項]
1.軟白長の確保が品質面で重視される秋冬どり作型で有効である。
2.分岐部以上への仕上げ土寄せは、一度に行うと葉折れを招くので、2~3回に分けてすこし
ずつ行う。
3.仕上げ土寄せ後、初秋どりでは20日前後で収穫できるが、晩秋どりでは30日以上を見込
む。

------------引用終了------------

もっともコレは下仁田ネギに関しての事ではありませんが、

同じネギなのである程度は当てはまるかと思います。

早い話が最初に土寄せは程々でいいと言う事でしょうか?

ただひとつ気になるのが、現代農業に載っていた記事で、

長野の白ネギ農家さんが植え付けの際に、超高畝に黒マルチをして

そこにかなり深い穴を太い棒で開けてそこに落としこんで、

土寄せ追肥不要の栽培をするという記事です。

記事では凄く立派な白ネギが出来上がっていました。

穴の径をネギの苗よりもかなり大きくすると生育に問題は無いと言う事なのでしょうか?

下仁田ネギは葉が横に広がるのでその方法は試す事は出来ませんが、

いつか白ネギ栽培する時に試してみたい方法です。

今年は黒マルチを使って仮植えしましたが、ひとつ大きな問題がおきました。


▼それは分げつ癖がついてしまうと言う事です。
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仮植えした後分げつして2本あるいは3本に分げつしましたが、

本植えの時にはちゃんと1本に分けて植え付けましたが、またまた分げつしていました。

全部が全部分げつしてはいませんが、コレにはちょっと困りました。

どうしてこんなになるのかは謎ですが・・・。

今年は例年にくらべて生育がいまいちですが、白い部分の長さは例年よりもかなり長いです。

どんな長い下仁田ネギに育つのか楽しみです。


ペドロ&カプリシャス 「別れの朝」