洪水にも負けないど根性スイカ | 自然派で行こう♪

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このイキイキといたスイカの株は5月に植え付けたものです。

例年、こぼれ種から発芽してツルを伸ばしていますが、今年はちょっと違います。

このイキイキとした新芽の株元から左に向け伸びているのは古い親ツルです。

これは8月30日の様子。

この後で畑の隣の川が氾濫して完全に水没しました。

ウリ科作物は長時間冠水すると元気がなくなります。

しかし、このスイカはその後も元気です。

今までにスイカは2個収穫しただけなので、体力が余っているのでしょうか?

しかし、肥料はエン麦にて抜いたまま一切あげていません。

普通は親ヅルを摘心すれば子づる孫づるが伸びるだけだと思うのですが、

こういうケースは初めてです。


▼このスイカは他の株のスイカです。
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冠水して3株のうち2株が枯れてしまい、

このスイカも収穫する事無く枯れながら畑で転がっています。


▼これはど根性スイカの現在の様子。
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雄花が咲いています。雌花も早く咲かないかな~♪

雌花の開花から受粉して収穫まで50日とすれば、10月末には収穫出来ると思いますが、

秋は生育がスローになる気がするので11月初旬でしょうか?


▼肥料がドッサリ効いている様な鎌首の持ち上げ方です。
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色も薄くていかにも無肥料で育っている感じの茎葉。

さらに、ウリハムシの被害に全くあっていません。

この種を採って来年蒔けば、

力強いDNAを引き継いだパワフルなスイカが栽培出来そうな気がします。

ちなみに無肥料栽培にて自家採種すると翌年はいい種が採れていると思いきや、

へなちょこで病弱な作物が育つ事が多いです。

やはり、自家採種するには同じ品種をたくさん育て、

その中から特別生育の良いものを選抜しないと、1年を棒に振ります。

去年採種したの完全無肥料栽培のプランターアロイトマト、

そして無肥料ポンデローザがそうでした。

無肥料栽培に於いての育苗ですが、苗の状態で肥料をいれる事は邪道かもしれないけど、

有効な手段なのかも知れません。

というのも、この黒皮スイカの苗は苗屋さんで買った肥料を与えられた苗ですから。


川本真琴 「DNA」