
待ちに待った新生姜の試し掘りをしました。
本当ならもう少し土の中で育てておきたいところですが、
迂闊にも風邪を引いてしまったので体が生姜を欲しがっています。
風邪のひき始めは薬に頼らず、自然の食べ物と気合いで治します。
笑われるかもしれませんが、私が高校生1年の時、体育の佐々木先生からこういわれました。
「何?風邪で体育を休む?バカモン!風邪を引くなんて気合いが足りん証拠だ!休む事は許さん。」
(なんだ?この先生は・・・。^^;見た目も相当ヤバいけど言う事もヤバいョ・・・)
(戦時中の教官じゃあるまいし、PTAが怖く無いのか?)
(そもそも気合いで風邪が治るもんか!)
そう思っていたのですが、もうヤケクソになり、
走ったり飛んだり投げたりしているうちに汗と一緒に風邪が何処かに飛んで行ってしまいました。
ウソの様な本当の話しです。
しかし、それは15歳の話。今はさすがに運動して治すなんて事はしませんが、
強気強気で風邪に勝つ気持ちが風邪の治りを早くすると信じています。
と言う事で、気合い+生姜の力で風邪を治すべく畑に行ってみました。
▼うっそうと茂る雑草に囲まれた生姜。

大きなものは70cmほどの草丈になっています。
今回は少し大きなものと、ズッキーニの日陰になって生育の悪いものを
1株ずつ掘ってみる事にしました。
▼9月以降は豪雨が多いので、土寄せしても雨ですぐに土が流されます。

もっと深く植え付けていれば良かったです。
▼まずまずの大きさです。

これは草丈60cm程の生姜です。
特別大きくもありませんが、まずまずの出来です。
▼これはズッキーニの日陰になっていた生姜。

やはり、生姜は好光性のようです。
日陰の方がよく育つのは葉生姜ですね。
▼これは種ショウガ

これは薬味に使います。
種芋は消毒しているから食用に使えないとかいわれますが、
半年以上も土の中にいれば浄化されて問題ないかと思います。
▼新生姜の茎を切って洗ってみました。

さて、風邪を治すためと新生姜を味わうために生姜湯を作ってみたいと思います。
生姜を1ブロックずつポキポキ折って溝に入り込んだ細かい砂を落とします。
生姜湯を作る方法は色々ありますが、
今回はジンジャーシロップを作る事からはじめたいと思います。
生姜1砂糖1水4~5の割合で用意して、
ミキサーにきれいに洗った生姜と水を入れます。
生姜は皮をむかずにそのまま使います。
ミキサーでかなりしつこく回します。
鍋に移して約3分間煮出します。
裏ごし器を使って越し、砂糖を加えて煮続けます。
▼アメ色になり、シロップ状になったら出来上がり。

鉄鍋よりも土鍋やホーロー鍋で作る方が良いと聞きますが、大差は無いと思います。
▼瓶に詰めて保存します。

鍋に残ったシロップも有効利用します。
残ったシロップに水を加えて温めるだけ。
とっても美味しく、香り高い、極上の生姜湯の完成です。
自家製の堀りたて新生姜で作る生姜湯は本当に絶品です。
今回は風邪を引いているので、赤梅酢もほんの少量混ぜてみる事にしました。
▼完成しました。(浮いているのは梅酢漬けの紫蘇の実です。)

美味しいです!甘くてピリッと辛くて爽やかな香り。
あとは喝を入れれば風邪も今日中に治るハズです。
さて、気合いで残りの仕事をするとします。