【無肥料・自然栽培でまともな里芋は育つのか?】
前回までの話。
私が借りている畑の隣の空き地の草刈りをしていると、
里芋が育っていました。
もう数年間もほったらかしの空き地・・・。
もとは、畑なのですが、肥料なんてあげていません。
もちろん不耕起です。
しかも、雑草ジャングルの中、背丈だけはなんとか伸びている様子です。
果たしてこのまま里芋を収穫する事が出来るのか?
この場合の「まともな里芋」とは、大きさよりも味を重視したいと思います。
前回は茎もはじめに比べて太くなり、先が楽しみに思えたのですが・・・。

放任の自然栽培はやはり環境が大事ですね!
本日、見に行ってみると、なんと・・・こんな有様です。
水が無いと特に里芋はダメなんですね。
元気が無いので、虫にもやられています。
▼虫に喰われながらも新しい葉を必至に伸ばそうとしている里芋。

私は思いました。
無肥料且つ放任自然栽培を行うには、里芋が自生出来る環境でなければ無理だと言う事。
水をあげればいいのだろうけれど、それは自然とは言えない。
里芋は通常の畑において、自分の力では生きて行けないのでしょうね。
里芋が育つべき環境で初めて自然栽培が成り立つのだと思ってしまいました。
肥料もあげず、水もあげずの放任栽培は不可能なんでしょうね。
たっぷりの水、川に溜まった腐葉土、
虫等の死骸で出来る自然の堆肥などの栄養素や、ミネラルたっぷりの環境
そんな条件が整ってこそ自然栽培は可能なのでしょうね。
私が傍観した里芋の観察実験は、
海の魚を淡水で飼おうとしている様な事だったのかも知れません。
とりあえず、今日は水をたっぷり与えておきました。