85 | ことばでネジを巻き上げる

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まぶたの裏側にいるみたいな、半分半分の現実感と虚無感。
やわらかく、パタパタと暗闇が落ちてくるたびに転がりこみそうになる。
合間にちらつく日常に耳が重くなるんだ。
影と変わりたい、地面をずっとはいずって。