勤め人をしながら夜学で鍼灸学校に通っていた頃、初めて購入したのが、全医療の『オームパルサー』でした。

 

その後、機械好きな性格から様々な物理療法の機器を所有しましたが、今でも愛着をもって使用しています。

 

学生さんからお勧めの低周波治療器を聞かれたので、他にセイリンの『picorina(ピコリナ)』やカナケンの『ラスパーエース』をお教えしました。

 

只、私もそうでしたが、夜学の学生はお金が大変(学費もかなり高め・・・)なので、市販品の四~五千円で売っている低周波治療器にクリップコードをつなげる隠れ技を・・・筋肉の起始停止の走行を確認するには十分使えますのでコッソリお伝えしました。

 

 

低周波治療器による施術は、痛みに対してのマッサージ効果と血行促進効果・鎮痛効果があります。

 

筋肉は体内の電気信号によって動いている為、体の外から電気刺激を与えると筋肉を動かす事が出来るのです。

 

筋肉を電気刺激でもみほぐすと、硬くなった筋肉が柔らかくなり血流が良くなるので、痛みの元となる発痛物質が流れ出て、鎮痛効果が得られます。

 

 

 

低周波治療器には様々な通電波形があり、波形の違いなどによって治療効果に違いがあります。

 

深部にあるインナーマッスルを刺激する為には、身体の深部まで十分な量の電気刺激を伝えなければなりません。

 

低周波電流は皮膚や脂肪など様々な組織の電気的抵抗によって消耗される特徴があるので、神経や筋肉を十分な量の電気刺激をする為には、電流量の大きい通電波形を使うことが重要になってくるのです。

 

 

 

同じ低周波治療といっても、皮膚表面にパットを貼って行う事と、鍼を神経や筋肉にダイレクトに行う事とは、治療効果の度合いはかなり違いがあります。

 

低周波治療の時、患部に直接当てる導子が、きちんと患部に密着しているかという事と、十分な水分があるかということが、治療効果を左右する重要なポイントになるので、電気鍼はその点においては理想的です。

 

電流は流れやすい所に流れるという性質があり、電気パットなどの導子と皮膚との密着が不十分だったり、水分が不足している場合に電流が一箇所に集中して流れチクチクとした痛みが起こり、火傷を引き起こしてしまう可能性もあるので注意が必要です。

 

 

 

私も自分の体で沢山の失敗をしてきました。

聞きに来られた学生さんも沢山の経験を積まれて、今後、ご活躍されることを願っています。

 

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