もちたけの栗きんとんは、羽二重餅で包む前に、人が水嚢(すいのう)と呼ばれるザルに通して、丁寧に最後の鬼皮や渋皮を取り除きます。食べて害があるものではないのですが、美味しさのためには欠かせない作業なのです。この気の遠くなるような手間暇こそ、美味しい和菓子を届けたい心意気なのです。