〈あらすじ〉
やがて150人以上の被害者を出し、日本中を震撼させる自殺教唆ゲーム『青い蝶』。
その主催者は誰からも好かれる女子高生・寄河景だった。
善良だったはずの彼女がいかにして化物へと姿を変えたのか――幼なじみの少年・宮嶺は、運命を狂わせた“最初の殺人”を回想し始める。
「世界が君を赦さなくても、僕だけは君の味方だから」
変わりゆく彼女に気づきながら、愛することをやめられなかった彼が辿り着く地獄とは?
斜線堂有紀が、暴走する愛と連鎖する悲劇を描く衝撃作!
(出版社サイトより転載)
〈感想〉
最後のオチの解釈が人によって変わるという作品。
うーん…主人公が頼りなくて好きじゃない。ずっと景の言いなりって感じで自分がない。
景のキャラクターもそんな魅力的な人間いるか?って現実離れしていて、うーん…
いかにもライトノベルっていう設定(何故か主人公を最初から好いてるとか)とキャラクターだったのが残念。好きな人物が一人もいなかった。
設定を読んで、真っ先にロシアで実際に起きた「青い鯨事件」を思い出した。
私は「景は誰も愛さないサイコパスだった説」を推す。そのほうが腹黒さが突き抜けてて面白いし、どこからどこまで計算だったのか想像するのが楽しいから。
主人公が好きじゃないから、というのもあるかもしれない。