《あらすじ》
小学三年生のぼくのクラスでは、マキが女王として君臨し、スクール・カーストの頂点に立っていた。
しかし、東京からやってきた美しい転校生・エリカの出現で、教室内のパワーバランスは崩れ、クラスメイトたちを巻き込んだ激しい権力闘争が始まった。
そして夏祭りの日、ぼくたちにとって忘れられないような事件が起こる――。
伏線が張りめぐらされた、少女たちの残酷で切ない学園ミステリー。叙述ミステリー。
(出版社サイトあらすじより転載)
《感想》
面白かった!
前々回、図書館で借りたのだが体調不良で途中までしか読めず悔いがあったので再度借りました。
最後まで無事読めて嬉しかった。
小学生でここまでのスクールカーストとは…なんかすごかった。
陰湿なイジメの応酬。それぞれの派閥が出来上がり、子どもだからこそ加減が分からずエスカレートしていく。登場人物、誰も好きになれない笑
でも実際、小学生時代に威張っている子って大人になるにつれ落ちこぼれていくというか…エリカは賢そうだからともかく、マキは多分ダメになってそう。
主人公の意図を最後に知った時、あぁそうだったのねと腑に落ちた。