主人公は小学4年生の「僕」。

「僕」には同じ学校に通う
仲良しの友達・ふみちゃんがいる。

学校で育てているうさぎの世話を
一生懸命する動物が大好きな女の子。

ある朝、ふみちゃんがうさぎたちを見に行くと
飼育小屋では悲惨な事件が起こっていた。

快楽目的でうさぎたちが殺されていたのだ。

その事件以来、ショックで感情が
なくなってしまったふみちゃん。

心を閉ざしてしまったふみちゃんのために
「僕」がしてあげられることは何だろう?

「僕」の犯人に対する挑戦が始まった――

主人公は少し不思議な力を持っており、
その力を使って犯人に挑戦するのですが、
それを使うのは正しいのか、
どうすることが正解なのかを小学生ながらに考えます。

大切な友達のために一生懸命考える主人公に自分を重ね
「自分だったら、どうするだろう?」と考えてしまいました。

「僕」がどのような答えを出すのか気になり、徹夜して一気に読みました得意げ


出版社:講談社文庫