昨日「撮影がうまくいったら」ミンネに出す!と言っていた豆本2作品を先程出品致しました。
ミンネリンクはこちらからどうぞ↓

『注文の多い料理店』と『走れメロス』です。



『走れメロス』のほうはカバー印字を銀色箔押ししているのですが、うまく銀色を撮影できませんでした…えーん

でも、予告通りに出品できて良かったです。

遅くなりましたが、新年明けましておめでとうございます。
もちもち侍です鏡餅
今年もよろしくお願いします!

お正月休み、もちを食べながらチマチマ新作を作っていました。

明日、写真がキレイに撮れたら新作豆本を2作品出品します!

気になる2作品の題名は…
宮沢賢治・著『注文の多い料理店』
太宰治・著『走れメロス』

以上2作品になります。

どちらも超有名作品なので、皆さんのイメージ通りにできるか不安でした。
でも!
完成品をまじまじと見ていると、満足のいく形に出来たと思います。

明日ミンネにてご覧になっていただけるとうれしいです。
よろしくお願いしますおーっ!



《あらすじ》
大量に人を殺せる兵器を持った時、人は「それ」をどう扱うのかーーー

12月某日。
かつてオリンピック選手候補だった孤高の天才ランナー・葉子の元に、ある日不審な贈り物が届く。

同時期、他の人間に届いた葉子の受け取ったものと同様の「贈り物」が辻堂駅爆発を起こした。
それは、大量殺人が可能な爆弾の入ったアタッシュケースだったのだ。
どうやら爆弾は不特定多数の人間に送られているらしい。

クリスマスシーズンで浮き足立つ世間をよそに、贈られた「クリスマスプレゼント」が大惨事を巻き起こす。

そして、葉子の元に犯人からの「挑戦状」が届く。「これ以上大惨事を起こしたくなければ、私とゲームしないか。」

不穏な「クリスマスプレゼント」の贈り主は一体誰なのか、そしてその目的とは。
葉子は犯人を止めることができるのかーーー

《感想》
職場の先輩にオススメだよーと言われて読んだ作品。

角川ホラー文庫ですが、幽霊的な怖さではなく人間心理の怖さですね。

爆弾の受取人たちは、皆日常にほんの少しの不満を持った「普通の」人達でした。
ごく普通の人達が「自由」に人を殺せる力を持った時、こんなにもあっさりと人の不幸を願ってしまうものなのか、と怖くなります。

クリスマスシーズンという設定が、また心憎いですね。変な話、幸せな人とそうでもない人の差がハッキリとする時期ですから。

当方、横浜在住のため作品の舞台となった場所が何となく分かってしまい、フィクションと分かっていても「あの場所で!?」と読みながらいちいち思ってしまいました。
人がたくさん亡くなる描写は読んでいて背筋がゾクゾクします。

主人公の葉子の意思の強さ、潔さ、ヒーローを気取らず真っ直ぐに自分の正義を貫く姿がとてもかっこよかったです。

最後の世間の「クリスマスに対する印象・象徴の変化」が後味悪くて胸に刺さります。

この時期に読みたくなる小説です。


先日ご紹介した、『レモンのお菓子』というレシピ本に載っていた「レモンケーキ」をつくりました。(前の記事はこちら)



レモンアイシングがまだ乾いていません。乾くと白っぽくなるみたいです。

味は、ふんわりした優しい味でした。レモンの香りがほわ~として、幸せな気持ちになります。

レモンを見ていると、梶井基次郎『檸檬』を思い出します。本屋さんにレモンを置いてくるやつ。
主人公のザワザワした感情、そしてそれを紛らわそうとするかの様なお茶目なイタズラが面白い作品ですね。

この作品の豆本もミンネにて発売中です!


レモンケーキを食べながら、また新作の豆本デザインを考えたいと思います。もぐもぐカップケーキ


豆本の新作、久しぶりに作りました!
O.ヘンリー著『賢者の贈り物』です。

あるクリスマス、貧しい若夫婦に起こった出来事を描いた心温まる物語。

本日よりミンネにて販売開始致しました。

色は2色展開。
表紙には、リボンを付けてクリスマスプレゼントらしさを出しています。



↑写真だと分かりづらいですが、赤の表紙に緑のリボンです。

↑こちらは緑の表紙に赤いリボン。

ずーっと作りたくて仕方のなかった豆本でした。今回無事、形にできてよかったウシシ

自分の中ではかなり満足な出来です音譜

今度は何を作ろうかな…
《あらすじ》
空想好きなお嬢様のための読書サークル「バベルの会」。
そこに所属するのは、皆好奇心の強い、夢想家のお嬢様たち。

怪しくも甘美な事件を、旧家のお嬢様から大金持ちの別荘管理をする使用人まで、「バベルの会」に関わる人々が順に語っていきます。

優雅な上流読書サークルをめぐる5つの不気味で怪しい事件集。

《感想》
どの話も後味が悪くて面白かったです、とても。

お嬢様も大変だなぁ。お嬢様と聞くと豪奢な暮らしをしてていいなぁ、と単純に思ってしまうのですが、この本を読んでみると世間体やら周囲の期待などで息が詰まりそうですね。
そんなドロドロした人間関係の『闇』が読めます。

特に印象的だったお話は、4つめの『玉野五十鈴の誉れ』でした。語り部が最後どうなるのか気になって一気に読みましたが、最後の一文でゾクッとしました。

短編集なので読みやすかったです。

読書サークルに所属するお嬢様たちのお話だけあって、古今東西の色々なミステリー作品の名称・登場人物名が出てくるので、それらを読んでいればより楽しめると思います(恥ずかしながら私は「ジーヴス」しか分かりませんでしたぐすん)

この小説に出てきた作品は古めのものも多く、青空文庫で読めるものも多そう!
なので、面白そうなタイトルのものは、ちょっとずつ読んでいきたいですラブ

《内容》
レモンカード、レモンパイなどの定番のスイーツスイーツから、レモンのティラミス、レモンのお酒カクテルなどの変り種まで。

45種類のレモンレシピを掲載した、レモン好き
によるレモン好きためのレシピ本!

《感想》
毎年この時期になると我が家では、レモン農家さんからレモンを取り寄せています。

以前塩レモンが流行った頃、取り寄せを始めたのですが欲張って頼みすぎてしまい、いつも消費するのが大変になっていましたえーん

今年はどのくらい頼もうかと思っていたところ、本屋さんで見つけたのがこの本。

タイトルのストレートさ、そして何より表紙のレモンのケーキの写真に惹かれて衝動買いしてしまいましたラブ

レシピ本、特にお菓子作りの本って眺めているだけで幸せな気持ちになります。
これはどんな味なんだろうとか、あの人と食べたいなぁとか、想像しながらページを捲ります。

どのレシピも作ってみたいものばかり。
また作ったらブログで紹介します!
(バター買わなくちゃ…)




《あらすじ》
舞台は20世紀初頭のロシア。

主人公は、お父さんが亡くなってしまい旅のサーカス団に売られてしまった少女・オルガ。

慣れないサーカス団での暮らしに戸惑いながらも、綱渡りの稽古に励む日々。

公演を控えたある日、サンクト・ベテルブルクで、有名お菓子会社の御曹司・ユーリィと出会います。

第一印象は最悪。ユーリィに馬鹿にされたオルガはユーリィを見返すために初めて公演に出ることに。

何とか初公演をうまくやり終えたオルガでしたが、ユーリィの反応はーーー?

幼い2人の甘く切ない初恋物語。

《感想》
最初は売られた直後で元気のなかったオルガが、先輩の演技を見たりユーリィに出会ったりする中で自分の目標を見つけていきいきとしてくるところが素敵でした。

他のサーカス団員も皆少しクセがあるけど、個性的でいいです。
山本ルンルンさんの漫画は、登場人物皆どこか憎めないキャラクターでとても魅力的ドキドキ

オルガの所属するサーカス団は旅の一座なので2人が再会できるのが1年後っていうのがなんとも切ないですね。
身分違いの恋っていうのも、また何かロマンチック!ラブ

2人の恋がどうなっていくのか、2巻の発売が今から楽しみです音譜

《あらすじ》
その「いんらん」な母親から生まれた少女・七竃はとても美しい「かんばせ」を持っていた。

彼女を取り巻く大人達はみんな色んな事情を抱えて、みんなちょっと可愛そうだった。

何故か顔のそっくりな幼馴染みの雪風と、鉄道模型だけを友に高校生活を送っていた七竃だったが、高校卒業後の進路を考えるようになりーーー

田舎の街で育った美少女の、ちょっと切ない青春物語。

《感想》
一番可愛そうなのは、七竃じゃないの?
きれいな顔を持っていても、いや、持っているからこそ皆に注目され、生きづらかった七竃。

色んな可愛そうな大人達に関わる中で、自分の進みたい道を見つけようとする様はなんだか愛おしいです。

各章で入れ代わり立ち代わり、語り部が変わるので、登場人物一人ひとりのキャラクターが濃く描かれていてよかったです。

最後のシーンがすごく印象的で、綺麗な情景が目に浮かびました。
読んでよかったです。

《あらすじ》
女の子に飼われたいリスと、そんなリスを飼いたくない女の子の4コマ漫画。
途中でハムスターも女の子に飼われたくて登場します。
おわり。

《感想》
「リス」と「ハムスター」という単語に惹かれて購入。
リスの顔がウザ可愛い!

知る人ぞ知る小ネタが多くてツボにハマるとずっと読めるし、ダメだとすぐに売り飛ばしたくなる漫画だと思います。

私は大好きです。
トイレに置いておきたい1冊です。