意気揚々と希望を胸に日能研に通い始めたもち子。
クラスは下から二番目でした。
下の方のクラスということで少しがっかりしていたもち子ですが、
頑張ってクラス上がりたいなぁ
と言ったその気持ちをたくさん褒めて、
と言ったその気持ちをたくさん褒めて、まだまだこれから!もち子ならできる!やれるよ!と松岡修造ばりに応援する母
初回の授業を受けて。
授業の内容はどうだったか聞くと、
学校の勉強とは全然違う
授業の進むペースが(学校に比べて)かなり早い
何を言ってるのか分からない時がある
などなど、相当に面食らっている様子。
でも、最初はついていくのも大変ということを
以前から言い聞かせていたので
焦らずやっていこうという私の言葉に素直にうなずき、そうだよね〜と
ちょこっとだけ栄冠を解いて、その日は眠りました。
初授業を受けた翌日。
早くも全国模試が待っていました。
日能研には育成テストと全国模試があり、
育成テストは偏差値は出ずに十段階の評価がつき、
全国模試では偏差値が出ます。
いきなり偏差値が出るテストかい!
学年の初めに立ち位置を認識させるためだろうなぁ。
もち子、緊張する〜と言いながら初めての全国模試。
終わって帰ってきた時の表情は、
薄笑いを浮かべていました。
お?意外にもできたのか!?と思いきや…
全然できなかった。
空欄だらけになった。
ああ、人間どうしようもなくなると笑えてきちゃうもんね。
諦観の笑みだったのね
まだ授業は一回しか受けてないからね。
これから!これから!
初めての授業後と同じようにもち子を慰めました。
日能研、翌日にはテストの結果が出ます。
ドキドキしながら親子でマイ日能研を開きました。
5年生、最初の全国模試の結果!!
4科目 30台後半
3科目 40台前半
2科目 30台後半
ズドーーーン
現実はこうかー!!
思っていた以上に厳しい数字。
進学先に偏差値50という目標すら、
ちょっと高かったかな〜と思いはじめる母。
3科目が40を超えたのは、
算数が40前半、理科が40後半を取れたから。
国語と社会は30台。
まだ初めてだし(震え声)
ほら見て!理科がすごいね!!と必死に褒めてみる。
理科は本当によくやったと思うし!
「だってほんとに全然できなかったもん。
この成績になるのは当たり前だよ。」
もち子はあまり取り乱さず
冷静に現実を受け止めていた。
あら、意外に大人なところもあるのね〜と感心してぎゅーっと抱きしめました。
あ、もちぷに、家ではよくぎゅーしてます。
欧米人じゃないけど、親子間ハグは落ち着くのでおすすめです
次の授業の時、
もち子の席が最後方になっていました💦
日能研ではテストの結果で席順が変わり、
クラス内の自分の順位が分かるようになっています。
最前の真ん中の席がクラス内一位です。
成績の良かった子から前の席が充てられます。
競争心を煽るシステム。
後方の子は、クラス落ちの危機を実感して焦る。
一番後ろだったー!と、もち子は苦笑いしながら帰ってきました。
最初は大変だから、というお決まりのセリフを私は念仏のように繰り返しました(笑)
それでも、内心もち子がめげてしまったのではないか?と心配でした。
さすがに入ったばかりでやめるとは言わないだろうけど、
やる気が落ちてしまったのではないかなって💦
実際は、逆でした。
もち子の負けず嫌いが刺激され、
静かに火がついていました


現実的な立ち位置を突きつけられたことが、
もち子にはポジティブな方に作用しました。
もともと自分を人と比べてどうこう考えるタイプではないので(すごくマイペース)
周りの子たちをライバル視し始めたというより、
順位が目に見えることで、「最後方にいる自分」がとても悔しかったんだと思います。
そういう負けず嫌いさがある子です。
こうして初っ端から日能研の競争心を煽るシステムにまんまと乗っかってくれたもち子
なんと!私が何も言わなくても、
自ら家で本科の振り返り、栄冠、テストの解き直しをもくもくとやるようになりました
テレビも見ないで、寝る間を削ってまで。
今はそんなにやらなくていいよ〜早く寝な〜
と、私が止めちゃう始末。
だってこのまま全力疾走を続けていたら、
受験前に力尽きちゃうかも💦
と心配になって…
まぁ、要らぬ心配だったんですがね。
自らすすんで必死にやっていたのは
この時だけだったからね
とにかくこの時の頑張りが、
もち子の大きな力となりました。
次回は、成績の推移を載せたいと思います。
一応、身バレ防止のためにぼかして詳しい数字ではありませんが、何卒ご了承ください